教育学科
2022年度 進路決定者
愛知県教育委員会(小学校教諭)
野田 光太郎 さん
文学部 教育学科
愛知県立一宮興道高等学校 出身
実習やボランティア活動で得た経験を活かし、子どもの好奇心を育てる教員をめざします。
1年次の『学校教育体験』では、小学校で授業のサポートや観察実習などをおこないました。楽しそうに学ぶ子どもたちを見て、「教員になりたい」という思いがさらに強くなり、早い段階から学校現場を経験したことで、その後の学科での学びに対する意欲が高まりました。『理科教育法』では、科学の視点から身近な疑問を取り上げ、授業形式で発表しました。教員は身の回りで起きている現象について本質を理解し、子どもたちの学びにどう結びつけていくのかが大切であると実感。ゼミでは理科教材の研究と開発に取り組み、ふれて楽しむことのできる教材や児童の新たな発見を促す教材などを制作しました。また、1年次の後期からはCCCを活用し、小学校でのボランティア活動にも参加。児童一人ひとりに目を配り、学習支援をおこなうことで、子どもたちの学習意欲の些細な変化にも気づけるようになりました。卒業後も、ゼミの先生からいただいた「教えるのではなく気づかせることが大切」という言葉を大切にしながら、子どもたちがさまざまなことに興味を持つきっかけをつくり、好奇心と考える力を育てられる教員をめざします。
2021年度 進路決定者
愛知県教育委員会(小学校教諭)
中村 凪沙 さん
文学部 教育学科
名古屋市立名東高等学校 出身
子どもたちと一緒に成長できる教員をめざして
Q1 この学科(専攻)を志望した理由は?
小学校教員への思いが強く、実績の高い教育学科を選びました。1年次から小学校を訪問し教員の働き方を学ぶ『学校教育体験』や、毎日の授業の中で取り入れられる指導案の作成など、実践的な学びで教育現場に不可欠となる力を学生の間に磨けることも魅力でした。
Q2 この学科(専攻)で学んで良かったことは?
特別支援学校教諭への関心が生まれ、免許状も取得できたことです。本学科は、特別支援教育の授業が多く開講されており、幅広い知識を身につけることができました。教育現場では子どもたちの多様性に対応できるよう、特別支援教育の視点が重要となっています。小学校教員として、学科での学びを活かし、子どもの可能性を広げていきたいです。
Q3 この学科(専攻)で学んで成長したところは?
臨機応変に対応する力です。学校現場はいつ何が起こるか予測できないため、ボランティアなど数多くの体験活動を通じて、不測の事態にも対応できる力を培いました。また、教育実習では目の前にいる子ども一人ひとりと向き合い、その子に必要な支援をするという教員として大切な人間力を高めることができました。今後も子どもたちと一緒に成長できる教員をめざします。
岐阜信用金庫
辻 有希乃 さん
文学部 教育学科
愛知県立春日井南高等学校 出身
自分の軸をしっかりと見つめることで地域と関わる理想の就職が叶えられました
元々は全国勤務の企業を考えていましたが、教育実習やアルバイトでの経験から、地域に根ざし、人の役に立つ仕事がしたいという将来ビジョンが定まりました。そこで地域の皆さんと深い関係性を築き、支えとなって働くことができる岐阜信用金庫への応募を決意。小学校の教育実習では失敗を経験しましたが「挑戦してみることが大切」と指導教員に教えられたことで、就職活動も粘り強く理想を追求でき、希望に合った業界に進むことができました。
2020年度 進路決定者
愛知県教育委員会(小学校教諭)
西山 友理 さん
文学部 教育学科
三重県立四日市南高等学校 出身
教員はどうあるべきか 指導法だけでなく心構えから備えることができました
小学校教員は、正しい解答を教えることだけが役目ではありません。中学、高校の学習につなげるために、小学校で学ぶ楽しさを体感させることが使命だと講義で気づきました。ストローなど身近な物を使って科学への好奇心を持たせる理科の実験や、アクティビティを取り入れた英語学習など児童の興味関心を高める指導の大切さを実感しました。1年次の『学校教育体験』や地域活動などでは自分なりに工夫を凝らして、子どもの反応を見ながら一人ひとりに合った指導を心がけました。早くから経験を積むことで、3年次からの『教育実習』も落ち着いて取り組めました。教育実習では、理解の早い子、発達障がいの子などさまざまな個性の児童に出会い、ひとつの教室で一斉に指導するには工夫が必要だと感じました。文学部教員免許状取得プログラムで中学・高校の英語教員免許を取得し、年代による指導法の違いも学修。将来は、学ぶ楽しさを多くの子どもに伝えるため、外国籍児童のケアや海外の日本人学校での教育にも携わり、児童の個性に寄り添える教員になりたいです。
株式会社愛知銀行
春見 周 さん
文学部 教育学科
名古屋市立緑高等学校 出身
一人ひとりに本気で向き合い就職活動を全力でサポート 先生方とキャリアセンターに感謝
実習や地域活動をする中で自分の世界観が広がり、より地域に貢献できる仕事がしたいと教員志望から気持ちが変化していきました。志望変更にあたり、キャリアセンターに何度も足を運び、履歴書の書き方や面接の自己PR方法を一緒になって考えていただくなど的確で丁寧なサポートをいただきました。また、ゼミの活動ではチームワークの大切さと企画力を学びました。さまざまな知識や実践力が社会人としての糧となると励まし導いてくださった学科の先生方にも感謝しています。
2019年度 進路決定者
愛知県教育委員会(小学校教諭)
田浦 守昭 さん
文学部 教育学科
三重県立伊勢高等学校 出身
「教師とはどうあるべきか」、を学んだ4年間
早くから現場経験を積める『学校教育体験』や模擬授業など実践型の授業が多く、将来を見据えた準備ができました。科目の指導技能や学問の探究力を養成する『専門演習』では理科を選択。担当の先生から、“難しいことは簡単に、簡単なことは楽しく”指導することが重要で、身近な事象に理科の学びを置き換え、子どもたちに興味を持ってもらえるよう工夫した指導案を考える必要性を学びました。本当の教育とはただ教えることだけではなく、ひとつのことを教えるときに、いかに子どもたちの立場にたってわかりやすく教えることができるか、教育者として大事な意識を備えられました。
みよし市役所
樋口 凜 さん
文学部 教育学科
愛知県・国立愛知教育大学附属高等学校 出身
教育学科で経験した幅広い世代との交流を活かし、広い視野で地域を考える
教員を志しながらも、町の職員として生き生きと働く母に憧れ、公務員をめざすことを決意。3年次からキャリアセンターの公務員試験対策講座を受講し、市役所でのインターンシップにも参加。行き詰まる時もありましたが、キャリアセンターの方に励まされながら試験対策教材を使って反復学修。ゼミの先生はエントリーシートの添削や面接練習など親身に指導をしてくださいました。また、先輩方からのアドバイスも心の支えに。今後は、市民の方が住みやすい街づくりを考えていきたいです。
名古屋市教員(小学校)
安井 佐織 さん
文学部 教育学科
愛知県立瑞陵高等学校 出身
同じ志を持った仲間と出会い、切磋琢磨しながら学びを深めた大学生活
小さい頃から抱いていた「先生になりたい」という夢を叶えるため、小学校・中学校・高校・特別支援学校と、4種類の教員免許状が取得できる愛知淑徳大学に入学しました。文学部の「文学部教員免許状取得プログラム」では、教育学科で取得可能な小学校教諭免許状、特別支援学校教諭免許状に加え、中・高の教諭免許状を取得することができます。私自身もこのプログラムを利用して、小学校・特別支援学校に加えて、国文学科の授業を履修し、中高の国語の教員免許も取得しました。履修する授業や実習が増えるのは大変ですが、その分学びも多くあります。「社会科教育法」や「国語科教育法」では、綿密な指導案を考え、しっかりと準備をする重要性を学びました。また、クラスメイトの模擬授業から教科書には書かれていないアイデアを学べるので、新たな発見を実際の実習で活かすことができます。多くの教員免許状を取得したことで将来の選択肢も広がりましたが、その中でも、様々な科目を教えることができる小学校教員に魅力を感じ、採用試験に臨みました。試験対策をおこなう「教職実践演習」では、集団討論の練習を徹底しておこないます。同じ志を持った仲間と切磋琢磨しながら学びを深めることができるので、教員をめざす人にはおすすめの環境です。
2018年度 進路決定者
愛知県教育委員会(小学校教諭)
安藤 美空 さん
文学部 教育学科
愛知県立千種高等学校 出身
在学中から、教育現場に。経験は自信となって、教師への一歩を踏み出せる。
何事も諦めず、前向きに取り組むことの大切さ。それを学べたのは、小学生の頃お世話になった担任の先生のおかげでした。私も同じように教師として人の役に立ちたいと、教員免許を取るために教育学科へ入学。1・2年次では基礎となる日本語表現や算数、社会など教科の授業が毎日びっしり。友人と協力しながら進める授業も多く、共に学ぶ姿勢やコミュニケーション力が鍛えられました。3年次からは、教育実習だけでなく、小学校で運動会や学習支援、教務のお手伝いや、外国人児童への日本語指導、発達障害のある児童への支援をおこなうボランティア活動を通し、社会へ出る前から実際の教育の現場と関わることができました。教員採用試験の対策は、自分で問題集を解くだけでなく、先生方や友人たちと実際の面接形式にのっとって繰り返し練習。合格した先輩方が残してくれた試験対策なども、とても参考になりました。人生に大きな影響を与えてくれた教師という仕事で、私も子どもたち一人ひとりの良いところを発見し、伸ばしていけるようになりたいと思っています。
株式会社ドリームスカイ名古屋
幅 琢真 さん
文学部 教育学科
愛知県・私立名城大学附属高等学校 出身
エアライン業界で日本の魅力を世界に発信していきたい。
発展途上国の教育について知りたいと思い、カンボジアでのボランティアに参加。また、外務省の「対日理解促進交流プログラム」で代表に選ばれ、タイで日本の魅力を発信する活動をおこなうなど、海外へ出掛ける機会が増えた大学時代。多国籍の友人たちと交流を重ねる中で、今後も日本の魅力を世界に発信できる人でありたいと強く思いました。こうした経験から日本と海外をつなぐ役割を担ってきたことにやりがいを感じ、その橋渡しをするエアライン業界が進路の候補に。エアライン業界ならさまざまな国の人々とふれあえ、この思いを実現できると考え、自身の進路を決定。愛知淑徳大学にはエアライン業界に就職された卒業生も多く、キャリアセンターで同業界の先輩を紹介していただきました。先輩方がまとめられた面接試験対策集を参考に試験対策を開始。また、キャリアセンターでもエントリーシート添削や面接練習など手厚くサポートを受け、不安なく就職活動を進めることができました。「教師は聴くことと待つことが大切」。ゼミの先生の教えは、空港でグランドスタッフとしてお客様と接する私の仕事にもきっと活きてくると思います。
2017年度 進路決定者
愛知県教育委員会(小学校教諭)
河本 杏奈 さん
文学部 教育学科 2017年度卒業
愛知県立一宮西高等学校 出身
中学生の時、友達に「勉強を教えるのが上手だね」と褒められたことが、教師になりたいと思ったきっかけでした。教育学科のカリキュラムで小学校教諭の免許状取得をめざしながら、「文学部教員免許状取得プログラム」を活用し、中学・高校の国語の教員免許状も取得することができました。国語を選択した理由は、小学校で教える9教科の中で、特に国語を教えるのが難しいと感じ、専門的に学びたいと思ったからです。学びの中で感じたのは、子どもたちから出てきた答えを否定してはいけないということ。正しい解答に導くことは大事ですが、さまざまな意見を受け容れ、“こういう考え方もあるんだ”と尊重しながら授業を進めたいと考えるようになりました。『初等体育』や体育の授業では、言葉で人を動かすことの難しさを実感。「2列に並んでください」とは、タテ2列なのかヨコ2列なのか…。自分では伝わると思っていた言葉が、子どもたちに伝わらなかったことが何度かありました。体育だけでなく他の教科でも、限られた時間の中で効率良く授業をおこなうには、聞く側(児童)がどう感じるかを考え、端的かつ的確な指示語が大切なのだと学びました。この気づきを忘れずに、子どもの視点を大切にした授業づくりや学級づくりをめざしていきたいと思います。
2016年度 進路決定者
愛知県教育委員会(小学校教諭)
小山 実咲 さん
文学部 教育学科 2016年度卒業
愛知県立豊橋南高等学校 出身
教育学科では、小学校や特別支援学校の教員としての専門的な知識と高い指導力、柔軟な思考力などを身につけることが可能です。小学3年生の頃から教師をめざしていた私にとって、体験学習が豊富なこの学科のカリキュラムは、夢を叶えるために欠かせないものでした。実際の教科書から題材を選び、グループで模擬授業をおこなう『国語科教育法』では、いかに
して子どもたちが主体的に考える授業をつくるかを工夫しました。私たちのグループは板書をわかりやすく、面白くすることで子どもたちに興味を持ってもらうようにし、ほかのグループでは子どもたちの発言に対する受け答えで授業を盛り上げていく。同じテーマを扱っても授業者が異なれば、異なった授業のつくり方があるという発見につながった授業でした。さらに教育学科には、小学校に積極的に足を運んでいる先生方が多く、現場を知っている先生ならではの実践的な指導法も学べました。また、子ども一人ひとりの個性を大切にする教師になりたいという私の理想に一歩近づけたのは、特別支援学校教諭免許状取得のための学びがあったからです。小学校の通常学級にも特別支援を必要とする児童が6.5%※もいることを知り、特別支援に関する専門的知識の必要性を痛感。介護等体験や特別支援学校での教育実習を通して、特別支援とは一人ひとりの個性を認めて伸ばすということであり、これは通常学級の児童に対しても通じる指導法だと学びました。これからも、すべての子どもが毎日笑顔で過ごせるよう、一人ひとりの「違い」を尊重し、授業を楽しい時間にできる教師をめざします。
※平成24年 文部科学省調べ
2015年度 進路決定者
愛知県教育委員会(小学校教諭)
齋藤 采佳 さん
文学部 教育学科
愛知県立岡崎西高等学校 出身
取得免許 : 小学校教諭一種免許状、中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)
"子どもと一緒に笑顔で楽しみながら、多くの経験を積ませ、豊かな発想を育む"。今、私が思い描く理想の教師像は大学入学後、子ども達とのふれあいを重ねる中で確立されていきました。1年次の『学校教育体験』では、教壇に立つ喜びと難しさを体感。大学祭の時に開催する「学遊フェスティバル」では、近所の子ども達を招いておもちゃづくり体験を企画し、一人ひとりの創造性を導き出すことにやりがいを感じました。ほかにも、大学内のコミュニティ・コラボレーションセンターが募集するボランティア活動など、子ども達と接する場には積極的に参加。喜ぶ顔、悩む顔、幸せそうな顔など、子ども達の一つひとつの表情が宝物になり、教師になる決意を確固たるものにしてくれました。そして何より心の支えになったのは、共に教師を志す仲間の存在。熱く教育論を語りあったり、行き詰まった時には、海水浴や登山など自然の中で思いきりリフレッシュしたり。友人達と過ごした4年間の大学生活は、かけがえのない思い出です。子どもとの交流体験や、『初等図画工作』をはじめ多彩な授業を通して学んだのは個性を大切にする気持ち。子ども達のキラキラした眼差しを引き出せるような、人間性豊かな教師になりたいです。
2014年度 進路決定者
愛知県教育委員会(小学校教諭)
柴田 真衣 さん
文学部 教育学科
愛知県立豊橋東高等学校 出身
取得免許 : 小学校教諭一種免許状、中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)
小学校の教師になりたい!その想い一筋に、さまざまな視点の多彩な授業を受け、将来に向けて一つひとつ修得。『国語科教育法』の授業では、目線や板書の使い方、言葉のわかりやすい伝え方など、仲間同士で先生役と生徒役を決めて模擬授業をおこないました。そうした授業を重ねていく中で、教師になる決意をさらに強くしたのが、3年次の小学校での教育実習でした。簡単なイラストや文字の入ったカードを使って教えると、子どもたちは目を輝かせて興味を持ってくれる。一人ひとりの眼差しは好奇心と可能性でいっぱいで、それを伸ばしていける教師になりたい、と強く実感した実習でした。小学校の6年間は、身体も心も成長する大切な時期。その大切な時期を、私は一緒に過ごしたい。「先生!」と子どもたちが飛びついてきた教育実習でのあの感動を胸に…。
名古屋市教育委員会(小学校教諭)
大岩 千晶 さん
文学部 教育学科
愛知県・私立中京大学附属中京高等学校 出身
取得免許 : 小学校教諭一種免許状
小学校5年生のとき、授業中に解き方がわからないところを隣の子に教えていた私に、先生が「あなたは良い先生になれるね」と言ってくれました。それがとても嬉しくて、将来は学校の先生になりたいと思いました。そして3年次に今までの学びが活かされる舞台である“教育実習”へ。しかしそこには、積極的に話しかけてくる子もいれば、私から目をそらす子もいました。悩んだ末に出た結論は、子どもたちと真剣に向き合い、良いところを見つけて褒めること。私と同じように、子どもは先生に褒められたことをいつまでも覚えているはず。そんな一人ひとりの良いところを見つけ、引き出してあげられる先生こそが、私なりの“本当の先生”なんだ。あまり話したがらなかった子が見せてくれた笑顔が、そう教えてくれました。
岐阜県教育委員会(特別支援学校教諭)
渡邉 順也 さん
文学部 教育学科
岐阜県立多治見高等学校 出身
取得免許 : 小学校教諭一種免許状、特別支援学校教諭一種免許状
教員を志し愛知淑徳大学へ。『特別支援教育論』や『障害者の心理・生理・病理』などの授業から、心と向き合う大切さを感じ、特別支援学校の教員に興味を持ちました。同時にCCCを介し参加したボランティアで、自閉症やダウン症の子どもたちと関わるように。現場で次々に湧く疑問は、授業で専門的に学び、先生から助言を受けることで、解決への手がかりが得られ、次の現場に活かすことができました。その経験から専門知識を持った特別支援学校の教員の重要性を知り、やりがいを感じました。
肢体不自由と病弱、知的障がいの3つの領域で深く学んだ知識と経験を子どもたちに還元することこそが私のめざす教育。生きることに、学ぶことに、一生懸命な一人ひとりの子どもたちの未来に寄り添い、サポートできる教員になりたいと思います。
三重県教育委員会(小学校教諭)
平松 友里香 さん
文学部 教育学科
三重県立桑名高等学校 出身
取得免許 : 小学校教諭一種免許状、中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)
小学校の先生はほとんどの授業を教える担任として、じっくり児童と接していられるし、中学校や高校の先生は担任や部活動の顧問として生徒の成長を見届けられる。どちらにも魅力を感じていた私が選んだのは、そのどちらの教員免許も取得できる、愛知淑徳大学でした。総合大学のため、他学部の学生も先生をめざしており、クラブ活動などで出会ったさまざまな志を持つ他学部の友人たちの“理想の先生”像が聞けたことは大きな経験になりました。また、保育士や幼稚園教諭をめざす友人からの意見も、とても貴重なものでした。
私自身、とても学校が楽しくて、授業以外のことも楽しく教えてくれる先生が好きでした。だからこそ、一人ひとり異なる性格の子どもたちみんなが楽しい、そんなクラスをつくりたいと思っています。
2013年度 進路決定者
愛知県教育委員会(小学校教諭)
福島 優 さん
文学部 教育学科
愛知県・私立愛知淑徳高等学校 出身
取得免許 : 小学校教諭一種免許状、特別支援学校教諭一種免許状
子どもたちが困った時も、やさしく手を差しのべてあげられる先生。厳しいけれど、温かみのある先生。そんな先生をめざしたいと、強く思ったきっかけは特別支援学校での実習でした。2週間の実習で、はじめはとてもわかりにくかった子どもの心が1週間経ったころから少しずつ見えてくるようになりました。
嬉しいと目がにっこりしたり、手が少し動いたり。そんな小さなサインを先生が拾い上げて授業に活かしている。ただ先生が喋っているだけの授業ではありません。表情や仕草から気持ちを汲み取る。そのことに気づいてから、喋れない子どもたちともコミュニケーションがとれ、心が通い合うように。教育実習は、子どもたちとのふれあいを学ぶ大切な授業です。子どもたちの「隠れた心までも見つめる」。私は、そういう先生になります。
愛知県教育委員会(小学校教諭)
中浦 孝 さん
文学部 教育学科
和歌山県立新宮高等学校 出身
取得免許 : 小学校教諭一種免許状
小学校のころからずっと憧れていた理科の先生。大学で総合学習を学ぶ1年次の『総合演習』を受け、ブーメランが返ってくる原理について実践を交えて教えてくれた先生にグッと心を掴まれました。
ゼミに入ってからは、地元の小学校でボランティアに参加。地域の子どもたちに実験やモノづくりを教える科学実験キャラバン隊や、学童保育のアルバイトにも挑戦し、次第に子どもとの接し方を覚えました。1年次の『学校教育体験』、3年次の『教育実習』では、先生方の個性溢れる授業から子どもたちを楽しませる技術も修得。
自分が小学生のころ、授業で感じた心躍る気持ちを大切に、私も多くの子どもたちに、感動や興奮を伝えていきます。
岐阜県教育委員会(小学校教諭・特別支援学級)
奥田 早也佳 さん
文学部 教育学科
岐阜県立関高等学校 出身
取得免許 : 小学校教諭一種免許状、特別支援学校教諭一種免許状、中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)
小学生のころから抱いていた「先生になりたい!」という夢。小学校・特別支援学校教諭だけでなく、中学校・高等学校教諭の免許も取得したくて、2年次からは複数専攻制度を活用。国文学科の授業も受け、幅広く学びました。
夢に向けてステップアップできたのは、『学校教育体験』や『教育実習』での実践経験。小学校の授業では自分の説明の仕方次第で子どもたちの表情がすぐに変化し、「わからない」って顔に焦って、試行錯誤の毎日。子どもたちの成長を肌で感じた瞬間は胸が熱くなりました。私みたいに、子どもたちが学校を大好きって思えるように、一人ひとりの個性や好奇心を伸ばせる先生になりたいと思います。
名古屋市教育委員会(小学校教諭)
江崎 友紀 さん
文学部 教育学科
名古屋市立菊里高等学校 出身
取得免許 : 小学校教諭一種免許状
教育実習では、授業に対して良いのか悪いのか、子どもたちは素直に反応すると聞いていました。そこで事前の模擬授業や、教養教育科目の『入門心理学』、ボランティアで知識や経験を積み、実習に臨みました。結果として子どもたちが良い反応をしてくれたことが、大きな自信に。消極的で意見を言えずにいた自分が、教師をめざす…。
そんな今の自分があるのは、たくさんの先生方が一つひとつ自分を導いてくれたからです。ちゃんと私を見てくれている、その安心感が殻を破るきっかけになりました。先生方への恩返しの気持ちで、今度は自分が子どもたちの成長を支える存在になっていけたらと思います。
2012年度 進路決定者
愛知県教育委員会(小学校教諭)
西尾 禎子 さん
文学部 教育学科
愛知県立知立東高等学校 出身
教育実習で一生懸命勉強に励む子どもたちの姿を目にし、教職への志がより高まりました。教員採用試験対策では、教育学科や教職・司書・学芸員教育センターの先生方にご指導いただき、面接練習などに力を注ぎました。志に寄り添ったサポートや環境に感謝しています。
三重県教育委員会(小学校教諭)
平山 千恵子 さん
文学部 教育学科
三重県立名張西高等学校 出身
私自身の成長につながったのが、3年次のゼミで経験した外国人児童との交流です。言葉だけではなく、表情やしぐさでのコミュニケーションを通して、思いを伝え合うことができました。どんなときも笑顔で子どもたちに接し、個性を伸ばせるような教員になりたいと思います。
2011年度 進路決定者
愛知県教育委員会(小学校教諭)
志村 絢香 さん
文学部 教育学科
愛知県立豊田西高等学校 出身
学校教育体験や小学校でのボランティアなどの実践的な学び、幼児教育と小学校教育の連携に関する卒業研究、複数専攻制度を活用してめざした中学校・高等学校教諭免許(英語)の取得など、夢に向かって何事にも全力を注いだ4年間でした。幅広く学んだからこそ子どもの変化や一人ひとりの心を広い目で捉えられる力が養われたと実感するとともに、親身に指導してくださった先生方や互いに切磋琢磨した仲間に感謝しています。
岐阜県教育委員会(特別支援学校教諭)
佐々木 拓真 さん
文学部 教育学科
岐阜県立瑞浪高等学校 出身
子どものさまざまな言動の根底にあるのが「自分を認めてほしい」という思いです。そのサインに気づき、的確に言葉をかけることが彼らの成長につながると、小学校や特別支援学校での教育実習で体験的に学びました。ゼミでの家庭教育に関する研究や小学校でのボランティア活動、先生方の研究会のサポートなど、在学中の経験を活かし、これからは教員として一人ひとりの輝く個性や可能性を伸ばせるよう努めていきたいと思います。
2010年度 進路決定者
岡崎信用金庫
齋藤 菜緒 さん
文学部 教育学科
学校教育体験、教育フィールドワーク、教育実習などの体験学習を通じ、4年間、輝く個性を持つ子どもたちとふれあいました。一人ひとりと向き合う中で、社会で広く活きる指導力や深い洞察力が培われたと思います。また、「教育」は保護者や地域の方の協力により成り立つと実感。こうした人と人とのつながりの大切さを知る数々の経験が、地域の方々と共に支え合う信用金庫への就職を志すきっかけになりました。
名古屋市教育委員会(特別支援学校教諭)
奥村 渉 さん
文学部 教育学科
教育学科での数多くの体験実習を通じ、個性豊かな子どもたちとふれあった4年間。中でも、教育実習で障がいのある子どもたちの指導に携わったことは、卒業後の進路にもつながる貴重な経験になりました。発達障がい児の中には、大勢の人といることにストレスを感じる子や、他の子どもたちとの共同作業が苦手な子が多くいます。一貫性のない言動に最初は戸惑いましたが、「なぜ、このような言動を取ったのだろう?」と子ども目線で考えることによって、自然と的確な指導ができるようになりました。
また、ゼミでは「知的障がい養護学校における性教育実施状況に関する調査」に力を注ぎました。障がい児への性教育の要否は、学校側と保護者側で賛否が分かれる難しい課題と言われています。ゼミで研究に打ち込み、答えがひとつではない課題と向き合うことが、障がい児教育のやりがいだと実感しました。
大学での学びや経験を活かし、特別支援学校の教員として、障がいのある子どもたちの自立や社会参加の後押しをしていきたいと思います。
愛知県教育委員会(小学校教諭)
西中 梓穂 さん
文学部 教育学科
小学校6年生のとき、自信を引き出してくれた担任の先生に憧れ、「小学校の先生になりたい!」と強く感じました。以来、その夢を持ち続け、教育学科に入学。1年次の夏という早い段階から学校教育体験を通じて子どもたちとふれあい、小学校教員を志望する思いがより強くなりました。さらに、1年次から指導案のつくり方を学び、模擬授業の実践を重ね、教えることの楽しさを実感。地域の子どもたちを対象とした教育学会主催のイベント「学遊フェスティバル」の企画・運営や、子どもたちの好奇心を刺激する授業づくりに心掛けた教育実習、小学校でのボランティア活動などを通じ、企画力や指導力、子どもたちと向き合う力を養うことができたと思います。
また、教員採用試験対策として、学内の教員採用試験対策講座を受講するだけでなく、先生や仲間に自ら呼びかけて面接や集団討論の練習を何度もおこない、着実に準備を進めました。長年の夢を実現して小学校教員になった今、憧れの先生のように子どもたち一人ひとりの個性を認め、可能性を伸ばしていける教員をめざし、4年間の学びを活かして向上していきたいと考えています。
※掲載の進路決定先会社・機関は、各卒業年度時点での進路決定状況に基づくものです。
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