教育学科*

2025年4月開設予定(仮称・届出中)

学ぶ楽しさ、知るよろこび。子どもが感じる「おもしろい!」を引き出せる教員に。

* 文学部 教育学科を改組し、教育学部 教育学科を2025年4月開設予定(仮称・届出中)
※ 記載の内容は現在構想中の予定であり、変更される可能性があります


  • 小学校教諭免許状の取得に必要な科目を1年次から全員が共通して学びます。中学校・高等学校・特別支援学校の免許状に関する科目は、2年次から所属するコースで学修します。どのコースに所属しても、他コースの科目を自由に履修することができるため、複数免許状の取得を4年間でめざすことができます。そんな特色あるカリキュラムのもと、それぞれの個性を伸ばし、教育現場の課題に応える強みを持った教員を養成します。

  • 小学校教員になるための学び

見につく力 見につく力

教育学科の特色

複数免許状(すべて一種)を
取得可能

小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の教諭一種免許状の取得が可能なカリキュラムです。計画的に履修することで4つの免許状取得を4年間でめざすことができます。

2年次から
コース制のもと学修

中学校、高等学校、特別支援学校の各免許状に関する科目は、2年次からのコース科目で学修。どのコースに所属しても、他コースの科目を自由に選択して学ぶことができます。

教育現場の
新たな課題に応える科目群

ICTの活用、小学校での英語教育、児童・生徒の多様化、総合的な学習の時間など、学校教育現場の変化に対応できる人材を育てます。

教育学科の魅力

2年次からの“ゆるやかなコース制”

小学校教諭免許状の取得に必要な科目は、1年次から全員が共通して学びます。中学校・高等学校・特別支援学校の免許状に関する科目は、2年次から所属するコースで学びます。


  • 学校教育コース

    他学部の科目を履修することで、より専門教科の知識を修得し、中学校・高等学校でも活躍できる指導力を身につけます。


    • 中学校教諭一種(国語・数学・社会・保健体育)
    • 高等学校教諭一種(国語・数学・地理歴史・保健体育)
    • 幼稚園教諭一種免許状
    ※ 他学部の科目を履修することで上記の各教員免許状(一種)を取得することが可能


  • 英語教育コース

    中学校・高等学校の英語教育から小学校英語や幼児英語まで幅広く学び、未来につなげる英語教育スキルを磨きます。


    • 中学校教諭一種(英語)
    • 高等学校教諭一種(英語)


  • 特別支援教育コース

    特別支援教育について学び、一人ひとりの教育ニーズに応え、より教育成果を高められる指導法や支援法について理解を深めます。


    • 特別支援学校教諭一種

* 申請中。ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更となる可能性があります


体験・経験から理解につながる学び

実習

実習の流れ 1年次[学校教育体験] 3年次[教育実習(小)][介護実践演習] 4年次[教育実習(特)]

実習レポート学校教育体験を経験して詳しく読む
    • 学校教育体験を経験して

    • 「教員になりたい」という思いがさらに強くなった貴重な経験。

      川口 美海さん

      文学部 教育学科 2年(愛知県立一宮高等学校 出身)

      実習先長久手市立市が洞小学校

      1年次9月の『学校教育体験』では、小学校で観察実習をおこない、各教科の指導方法や児童との関わり方について学びました。国語の授業では、ゲーム要素を取り入れた音読指導を見学。『初等国語』で学修した児童が楽しく学ぶための工夫がされており、楽しく、かつ実のある授業のつくり方について理解を深めることができました。実習を通して「教員になりたい」という思いがさらに強いものに。今後もさまざまなことに挑戦し、学校現場で役立つ知識と経験を積み重ねながら教員をめざします。

    • 学校教育体験を経験して

    • 早期の教育体験で、学修意欲も向上

      野々垣 琴音さん

      文学部 教育学科 2年生(愛知県・私立桜花学園高等学校 出身)※2020年度

      実習先長久手市立南小学校

      『学校教育体験』では1年次から現場に触れることができ、教員への思いをより強くしました。実習先の先生は、授業に結びつく雑学や雑談を織り交ぜ、楽しく学べる「飽きさせない授業方法」を実践されており、大変勉強になりました。言葉の表現力も多彩で、状況に合わせて言い回しや抑揚を変えて話されており、目の前にいる児童の様子をしっかりと見極め、その時々に必要な工夫を取り入れる大切さを肌で感じました。大学生の間に多くの子どもとふれあい、教員として必要な力を磨いていきたいです。

学ぶ楽しさを伝える学遊フェスティバル

子どもたちに学ぶことのおもしろさを伝えるイベントを、学生主体で企画・運営。「図工」「音楽」「理科」などのブースを設け、子どもたちの挑戦する気持ちを引き出し、好奇心をくすぐるワークショップやゲームをおこないました。学生同士で協力してイベントをつくり上げ、子どもたちとの交流を通じて、教員に必要な柔軟な思考力や実践力、コミュニケーション力を育みます。

  • 学遊フェスティバル
  • 学遊フェスティバル

  • 長久手市の国際交流イベントに参加


    長久手市文化の家で開催された「国際交流フェスタinながくて2023」に参加。「忍者と遊ぼう」と題して、小学校英語や外国ルーツの子どもたちへの日本語指導を活かした遊びを企画・運営しました。
  • 長久手市の国際交流イベントに参加

  • 地域の子どもたちと活動
    名古屋土曜学習プログラム


    名古屋市教育委員会が開催している、子どもたちの豊かな土曜日を実現するための取り組みです。教育学科の学生もボランティアとして参加。学習プログラムの内容を立案・実施し、子どもたちと交流を深めます。
  • 名古屋土曜学習プログラム
先輩から聞く学科(専攻)のこと在学生・卒業生の先輩が、学びのことを教えてくれます。詳しく読む
    • 就職決定者の声

    • 一人ひとりの個性に目を向けて、強みを引き出せる教員になりたい。

      在学生

      後藤 海希さん
      文学部 教育学科 4年
      (愛知県立瀬戸高等学校 出身)

      小学校教諭と特別支援学校教諭、両方の免許状を取得するため、本学科へ。1年次から各教科の学習指導案や教材のつくり方、楽しく学べる授業づくりの工夫、児童に伝わりやすい指示の出し方などを学ぶことができ、早期に教員に求められる力の基礎固めができたと感じています。
      ゼミでは、身体を使ってコミュニケーション支援をおこなう「動作法」をテーマに、障がいのある子どもへの指導・援助法について学び、さまざまな障がいの特性や教育のあり方について理解を深めました。こうして培った知識を活かしたいと考え、特別支援学級でのボランティア活動 にも参加。活動の内容や子どもとの向き合い方など、障がいの特性や個性に合わせた支援を心がけたことで、児童の「たのしい!」「おもしろい!」「なぜ?」という興味や好奇心を引き出す力を磨くことができたと思います。
      授業やボランティア活動を通して学んだのは、「違いを共に生きる」ことの大切さ。障がいの有無に関わらず、多様な個性を持つ子どもたちの魅力に目を向け、それぞれの強みを引き出し、成長を支えていきたいです。卒業後は、「30人の子どもがいれば、30通りの関係づくりがある」という考えを大切に、一人ひとりと向き合える教員をめざします。

    • 就職決定者の声

    • 実習やボランティア活動で得た経験を活かし、子どもの好奇心を育てる教員をめざします。

      卒業生

      野田 光太郎さん
      文学部 教育学科 2022年度卒業
      (愛知県立一宮興道高等学校 出身)
      就職先:愛知県教育委員会(小学校教諭)

      1年次の『学校教育体験』では、小学校で授業のサポートや観察実習などをおこないました。楽しそうに学ぶ子どもたちを見て、「教員になりたい」という思いがさらに強くなり、早い段階から学校現場を経験したことで、その後の学科での学びに対する意欲が高まりました。『理科教育法』では、科学の視点から身近な疑問を取り上げ、授業形式で発表しました。教員は身の周りで起きている現象について本質を理解し、子どもたちの学びにどう結びつけていくのかが大切であると実感。ゼミでは理科教材の研究と開発に取り組み、ふれて楽しむことのできる教材や児童の新たな発見を促す教材などを制作しました。また、1年次の後期からはCCCを活用し、小学校でのボランティア活動にも参加。児童一人ひとりに目を配り、学習支援をおこなうことで、子どもたちの学習意欲の些細な変化にも気づけるようになりました。卒業後も、ゼミの先生からいただいた「教えるのではなく気づかせることが大切」という言葉を大切にしながら、子どもたちがさまざまなことに興味を持つきっかけをつくり、好奇心と考える力を育てられる教員をめざします。

    • 就職決定者の声

    • 子どもたちと一緒に成長できる教員をめざして

      卒業生

      中村 凪沙さん
      文学部 教育学科 2021年度卒業
      (名古屋市立名東高等学校 出身)
      愛知県教育委員会(小学校教諭)

      Q1 この学科(専攻)を志望した理由は?

      小学校教員への思いが強く、実績の高い教育学科を選びました。1年次から小学校を訪問し教員の働き方を学ぶ『学校教育体験』や、毎日の授業の中で取り入れられる指導案の作成など、実践的な学びで教育現場に不可欠となる力を学生の間に磨けることも魅力でした。

      Q2 この学科(専攻)で学んで良かったことは?

      特別支援学校教諭への関心が生まれ、免許状も取得できたことです。本学科は、特別支援教育の授業が多く開講されており、幅広い知識を身につけることができました。教育現場では子どもたちの多様性に対応できるよう、特別支援教育の視点が重要となっています。小学校教員として、学科での学びを活かし、子どもの可能性を広げていきたいです。

      Q3 この学科(専攻)で学んで成長したところは?

      臨機応変に対応する力です。学校現場はいつ何が起こるか予測できないため、ボランティアなど数多くの体験活動を通じて、不測の事態にも対応できる力を培いました。また、教育実習では目の前にいる子ども一人ひとりと向き合い、その子に必要な支援をするという教員として大切な人間力を高めることができました。今後も子どもたちと一緒に成長できる教員をめざします。

学生に寄り添う 先生の声教育学、そして心理学のプロが学修をサポートします。詳しく読む
  • 先生の声:佐藤 成哉教授「教員の役目は教えることではなく、気づかせること。 」

  • 教員の役目は教えることではなく、気づかせること。

    佐藤 成哉教授
    専門:小学校理科・科楽教育研究

    小学校の教科を教えることは、難しいことではありません。ですが、ただ結果や正解を教えることが教育でしょうか。小学生は幼児から思春期へ、心も身体も大きく成長を遂げる時です。その時期に様々な可能性に出会わせること、それも教育だと私は考えます。私の専門は理科ですが、実験を通してまずはなぜ不思議なことが起こるのか興味を持たせ、考えさせます。そして原理を伝える。このステップが大事だと考えています。教科書通りではなく、この先生がいたからこそ得られたことを、指導にアップデートする。そこから考える楽しさ、分かったうれしさを実感させることが教員の役目です。タブレット教材の導入など教育界も利便化が進んでいますが、そうした中でも変わらない「教育」の意義を身につけて欲しいですね。

  • 先生の声:二宮 昭教授「教師との出会いが、子どもの生き方を変えることもある。 」

  • 教師との出会いが、子どもの生き方を変えることもある。

    二宮 昭教授
    専門:特別支援教育・障害児発達心理学

    特別支援教育は特別支援学校/学級だけで行われるものではありません。通常学級の中にも、発達障害など特別支援教育を必要とする児童がいます。特別支援教育とは、簡単に言えば、人との関わり方を高める学びです。そのために、どのような子どもに対しても、何を大切に、どう接するかを考える。それが特別支援教育の学修の基本です。小学校教師は、児童に様々な刺激を与える仕事です。自分をよく理解してくれる先生と出会えたことで、生き方や人生観が変わった。あなたにもそんな覚えはありませんか。どんな児童と接しても、その子の可能性を引き出せる。そんな教師になるためには、広い視野が必要です。そのために、特別支援教育の学修は大きな力になることでしょう。これから教師を目指す学生には、ぜひ学んでほしいですね。


施設・設備

多彩な実践・体験科目をサポートする施設が充実しています。子どもの心に響く指導法を体験しながら修得し、「知っている」と「教える」の違いを学びます。


  • 理科室

  • 図工室

  • 音楽室

  • 10号棟多目的室(イメージ)


4年間の学び(2025年度予定)




PICKUP!科目詳しく読む

海外セミナーⅠ・Ⅱ

2年次の夏または春休み中に「海外セミナー」に参加します。海外の教育現場視察や現地学生とのディスカッションを通して、教育に関するグローバルな視点を身につけます。


総合的な学習の時間の指導法

ひとつの教科等の枠に収まらない課題に取り組む、探究的な学習を指導・支援するための知識や技術を修得します。


外国人児童生徒教育概論Ⅰ

日本語指導を必要とする外国人児童生徒が抱える課題と指導方法を、先進的な事例や実践などを通して学修。多様な背景を持つ子どもたちを支えるために、学校や地域の役割を理解していきます。


アダプテッド・スポーツ

アダプテッド・スポーツとは、障がいの有無や年齢・性別に関わらずスポーツ活動を楽しむことができるように工夫・適合されたスポーツのことです。授業ではパラリンピックの種目や風船バレー、モルック等の実践を通して、アダプテッド・スポーツの特徴や楽しみ方を学びます。

時間割例

小学校、特別支援学校、中高英語の教員免許状を取得する場合の1年次後期

時間割例

中高の教員免許状を取得するための講義

文学部教員免許状取得プログラムを利用して、中高の教員免許状を取得する場合、国語の場合は国文学科、英語の場合は総合英語学科の授業を受講します。

児童英語

小学校の英語教育に必要な語彙や表現を身につけながら、指導者に必要な英語の基礎知識と詩や絵本など英語に関する文化的知識も学べる小学校免許状取得必修科目です。

資格・免許

取得できる資格・免許

  • 小学校教諭一種免許状
  • 特別支援学校教諭一種免許状(小学校教諭免許状を基礎条件とする)
  • 中学校教諭一種免許状(英語)
  • 高等学校教諭一種免許状(英語)

* 申請中。ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期等が変更となる可能性があります



取得を支援する資格など

  • 中学校教諭一種免許状(国語・数学・社会・保健体育)
  • 高等学校教諭一種免許状(国語・数学・地理歴史・保健体育)
  • 幼稚園教諭一種免許状
  • 司書教諭
  • 日本語教師
  • TOEIC®、TOEFL®のスコアアップ

※ 他学部の科目を履修することで上記の各教員免許状(一種)を取得することが可能

就職

教員採用試験合格者数(延べ人数)[2023年度]

  • 小学校 67名(20名)/
  • 特別支援学校 12名(7名)
  • 中学校・高等学校 2名(2名)
  • 計82名(29名)

※( )内は、既卒生人数、補欠含まず

主な就職実績 前身学部である文学部教育学科

  • 愛知銀行
  • 愛知県教育委員会
  • 愛知県警察本部
  • アルペン
  • 岡﨑信用金庫
  • 川崎市教育委員会
  • 岐阜県教育委員会 
  • ジェイアール東海髙島屋
  • 静岡県教育委員会
  • 知多信用金庫
  • 東京都教育委員会
  • 名古屋市教育委員会
  • 浜松市教育委員会
  • ブリヂストンタイヤソリューションジャパン
  • 三重県教育委員会
  • みよし市役所
  • 横浜市教育委員会 他

教員紹介(研究分野、研究内容のキーワード)

伊藤 真理学校図書館、教育メディア
WILLIAMS Allen D. 英米文学、文学理論、英語学
海老崎 功教育学およびその関連分野
太田 直子アメリカ文学および英語圏文学
小沢 茂キリスト教文化と英語圏文学
加藤 智教科教育学(生活科、総合的な学習の時間)およびその関連分野
神谷 政和教科教育法(英語)
佐藤 実芳教育学およびその関連分野
白石 朝子教科教育学(音楽科)およびその関連分野、芸術実践論関連
樗木 勇作英語学およびその関連分野
猶原 秀明教育学およびその関連分野、心理学およびその関連分野、特別支援教育
中嶋 真弓教科教育学(国語科)およびその関連分野
野井 未加心理学およびその関連分野
平子 晶規教科教育学(社会科)および歴史教育関連分野
藤本 恭子英語教育と異文化理解
星野 将直算数・数学教育、ICT教育
松井 千代小学校および中学校英語教育・外国人児童生徒等教育研究
松田 秀子教科教育学(体育科)、スポーツ指導、健康科学およびその関連分野
三和 義武教育社会学
山本 和久教育学およびその関連分野、思想、芸術およびその関連分野
吉田 伸一特別支援教育関連
渡辺 かよ子教育学


学生たちの研究テーマ例

  • 小学校における音楽科教育の特質 ~歴史的背景から~
  • 小学校理科教材の研究と開発
  • 食育教育 -偏食が子どもの成長にもたらす影響-
  • 通常学級における発達障害児への合理的配慮
  • 小学校国語科における言語感覚育成の研究~実践例の比較を通して~
  • プログラミングを利用した算数授業とその課題について
  • 小学校体育科におけるベースボール型の指導法について
  • 図画工作科の新しい言語活動