福祉貢献学科 社会福祉専攻

2022年度 進路決定者


愛知県庁

稲垣 佑香 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県立豊田高等学校出身 出身

相談者だけではなく、周囲の人の気持ちも考えられるソーシャルワーカーになりたい。

3年次から始まったソーシャルワーク実習では、特別支援学級の放課後活動の支援をおこないました。自分の感情をうまく言葉にできない子どもたちとふれあう中で、その子の目線に立って気持ちを汲み取り、行動の意味を考えることの大切さを実感しました。また、子どもたちだけでなくご家族をサポートすることも重要だと気づきました。実習後は、ニュースを見て事件・事故に関わる周囲の人々の気持ちまで考えるようになり、物事を多面的に見られるようになったと感じています。4年間の学びを通して、福祉は子どもや高齢者、障がい者の方のみならず、あらゆる人の困りごとを改善し、より良く暮らすためのものだと気づきました。今の目標は、どのような方からも相談して良かったと思ってもらえるソーシャルワーカーになること。相談者の方の人生や考え方が少しでも良い方へ、自分が関わったことで動いたら嬉しく思います。また、病院や施設、地域の 方々とも連携し、まわりの人からも信頼してもらえる存在になりたいです。

2021年度 進路決定者


社会福祉法人昭徳会 児童養護施設 駒方寮

犬飼 英里 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県立一宮西高等学校 出身

子どもに関する理解をより深める。

Q1 この学科(専攻)を志望した理由は?

人の役に立つ仕事に就きたいと思い社会福祉士をめざしました。愛知淑徳大学へ入学を決めたのは、社会福祉士の国家資格取得をめざす学生が多く、同じ目標に向かって一緒に学ぶことができると思ったからです。

Q2 印象的だった授業は?

『相談援助演習』です。子どもや高齢者、障がい者などさまざまな福祉分野の事例について少人数体制のロールプレイ形式で、相談援助の方法や技術を学びました。福祉計画を立てる時は、相談者側に寄り添い、地域の特性や利用者のニーズまでふまえる必要があるなど、実際の現場で活きる知識が修得できました。幅広い視野を持って相談援助に臨む大切さに気づけました。

Q3 この学科(専攻)だから挑戦できたことは?

さまざまな福祉分野を学ぶにつれ関心が高まった子ども家庭福祉について、副専攻プログラムを利用して子ども福祉専攻の科目も履修しました。両専攻で学ぶ機会を持ち、子どもを取り巻く法制度から保育、教育、発達など広い知識が得られ、子どもに関する理解をより深められました。学修範囲も広く難しい道のりでしたが、両専攻の先生方が真摯に応え、サポートしてくださったことでやり遂げることができました。

豊田市役所

三浦 大生 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県立豊田北高等学校 出身

先輩のリアルな就職活動経験談を参考に的確な対策をとることができました

病院実習で高齢者が抱える日常生活への不安を知り、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを生涯続けられる仕組みづくりに携わりたいと、福祉に力を入れている豊田市の職員を志望しました。公務員試験対策では、大学に蓄積された先輩の就職体験記などを参考に情報を収集。プレゼンテーション形式の面接では、学生時代の活動を口頭で伝えるだけでなく、パソコンで資料を作成し、発表したことで自分の経験をわかりやすく伝えることができました。

2020年度 進路決定者


名古屋市役所

森 美希奈 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県立春日井高等学校 出身

一人ひとりとどう向き合うか 実習で座学の学びを深める中で福祉の大切さを改めて実感

高校時代に社会福祉士という資格を知り、学びを深めたいとの思いから社会福祉専攻に入学しました。大学では児童福祉を専門に学び、3年次の『相談援助実習』では2歳から18歳まで約50名が暮らす児童養護施設を訪問しました。相手によって態度を変える子、関わりを拒む振りを見せる子など個性はさまざま。全員に平等に接するべきと意識するものの、実際は子どもの反応に左右されてしまい、実習当初は職員とはどうあるべきか何度も考えました。時には厳しく注意する立場にもなり、指導員の方から子どもが泣いてもその場での態度を変えないようご指導いただきました。一般社会の中で問題とされる行動は何か、そうした時周りはどういう反応になるか、職員は子どもに社会規範も教える存在だからです。実際の現場は座学の知識だけでは対応しきれません。座学で学んだことを土台に、いかに一人ひとりと向き合っていくか。福祉の役割の大きさを実感しました。今後は、支援が必要な方に、人やサービスをつなぐ懸け橋のような存在になり、笑顔を増やしていきたいと思います。

愛知県庁(福祉職)

石島 拓也 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県・私立名城大学附属高等学校 出身

先輩からの貴重なアドバイスが採用試験で大きな力に

児童養護施設や高齢者施設でのサポート、団体が企画する各種イベントへの参加など多種多様なボランティアに取り組んだ結果、卒業後は幅広い領域で福祉支援に携わりたいと、就職は多彩な相談を扱う県職員を目標に設定。キャリアセンターで公務員採用試験に特化した面接指導を受けると共に、情報の少ない専門職の実技試験については先輩から情報を収集。会場の様子や出題傾向、反省点など貴重な話が聞けたことで念入りに準備をすることができ、落ち着いて実技試験に臨めました。

2019年度 進路決定者


公益財団法人慈友会 慈友学園

戸田 圭 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
名古屋市立工芸高等学校 出身

興味のある分野を追究することで、専門性が高められた

児童養護施設で生活する子どもが社会に出た後、自立した生活ができるように支援したいと思い、福祉の道をめざし愛知淑徳大学へ入学しました。福祉について幅広く学び、3年次からのゼミでは興味のあった子ども家庭福祉分野を選択。4年次の『福祉貢献研究Ⅰ・Ⅱ』では母子家庭と貧困が子どもに与える影響について研究をしました。調査を進めると、行政の描く世界と現場の状況にギャップがあることを痛感。支援のために何を考えるべきか知識を得ることに加え、ゼミの仲間の意見や研究発表を聞くことで、自分にはなかった考え方に気づき、自らの視野を広げることができました。

トヨタ自動車株式会社

倉野 愛弓 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県・私立聖霊高等学校 出身

ありのままの気持ちを引き出す日々の面談が、自分と向き合う道しるべに

留学先のフィリピンで、日本の車が人々の生活を支えている現状に心を動かされ、自動車業界に関心を持ちました。留学していたため、周りより遅れて就職活動を始めましたが、SPI試験対策やエントリーシートの添削など、あらゆる面で支えになったのはキャリアセンターです。特に印象深いのは、連日のようにおこなった面談。率直な気持ちを引き出していただいたことが自己理解につながり、専攻の学び、留学、国際交流など主体的に取り組んできた経験に自信が持てるようになりました。

名古屋市役所

永田 桃子 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
三重県立桑名高等学校 出身

さまざまな現場を知ることで、必要な力に気づいた。

入学当初は、興味のあった福祉の仕事に就きたいという気持ちのみでしたが、社会問題を題材にした映像を使った授業や知識豊富な先生方の経験談などから、社会で必要とされる仕事だと実感し、「社会福祉士」と「精神保健福祉士」のふたつの資格取得をめざすことに。資格取得のためには実習が必須ですが、ふたつの資格取得をめざしたことで、介護施設や病院などさまざまな現場を知ることができ、とても貴重な経験となりました。実習先では、スタッフの方々が一人ひとりを尊重しながら丁寧に接している姿はとても勉強になったほか、利用者さんとの関わり方やスタッフ同士の連携など、人と接するこの仕事にはコミュニケーション能力がとても重要だと感じました。公務員に決めた理由は、福祉にまつわるさまざまな仕事や人に関わることで、自分自身が人間として成長できると考えたからです。今後は、実習や大学で学んだ知識などを活かして“聞き上手な人”や“相談したくなる人”と言っていただけるように、仕事に取り組んでいきたいと思います。

豊橋市役所

山内 麻奈未 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県立豊丘高等学校 出身

社会福祉実習を通して、相手を理解する気持ちの大切さを学びました。

児童福祉に関心があり、3年次の社会福祉実習では、母子生活支援施設へ。対人関係を苦手とする子どもたちと接する中で、安心して心を開いてもらうためには、相手を理解しようとする気持ちが大切であることを学びました。実習を通して、さまざまな事情を抱えた子どもたちを支援したいという思いが強くなった私は、支援する仕組みづくりに携わりたいと思い、行政をめざすように。教養試験と専門試験の勉強時間を確保するため、受験先を絞って臨んだほか、面接対策やエントリーシートの添削など、キャリアセンターをはじめとする周囲の方々に支えられ、豊橋市役所に内定をいただくことができました。入職後は、いろいろな経験を積み専門性を高めるとともに、市民の方に寄り添うことのできる職員をめざしたいと思います。

2018年度 進路決定者


愛知県厚生農業協同組合連合会

野田 優里奈 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県・名古屋市立桜台高等学校 出身

4年間でしっかり学び、じっくり考える。社会で貢献できる仕事に就きたいと考えました。

高齢化など社会的な問題を見聞きするうちに、福祉の重要性を感じていました。愛知淑徳大学は、卒業後に「社会福祉士」の国家試験受験資格を得て4年間の学びを形にできるだけでなく、その試験対策も充実しています。卒業後の就職先が多彩で、福祉を専門に学びながら、じっくり進路を考えていけることも魅力でした。在学中は専攻している分野だけでなく、全学共通科目の中から興味のある授業、特に将来の選択肢を広げる英語の授業を積極的に履修。ボランティアや国際交流などさまざまな活動にも挑戦しました。特にインターンシップは、短期から長期まで10社以上に参加、職場の雰囲気を肌で感じ、就職活動の企業研究も一気にはかどりました。また、立場や世代の違う、人それぞれの生き方を知ることが将来を考えるきっかけに。キャリアセンターの面談も利用して、10年、20年後を見据えたキャリアプランを練り上げ、選んだのは医療現場の事務総合職という社会的ニーズの高い仕事。誰もが安心して医療を受けられる体制づくりに励んでいきたいです。

名古屋市役所

石川 寛太 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県・私立至学館高等学校 出身

福祉の幅広さ、奥深さを学んだ4年間。出会いを支えに志望の道へ。

高校時代は保育士をめざしていたのですが、直接的に子どもと関わる仕事から視野を広げ、福祉という分野を俯瞰して学びたいと思い、社会福祉専攻へ。学びを進める中で、高齢者や障害がある方、雇用問題など福祉分野の幅広さ、奥深さを痛感。特に児童福祉に関する授業では、家庭環境がもたらす影響や虐待問題など子どもたちの抱える問題の根深さを知り、自分自身の学びや思考を深めることができました。3年次に児童養護施設で実習をおこなった際、情熱を持って子どもと向き合う児童相談所の方の姿に感銘を受け、児童福祉の役割を再認識。大学時代に学んだ多様な福祉に関する見識を活かすには、行政という立場から福祉に携わりたいという思いが芽生えるようになりました。学修面、就職のことなどさまざまな相談に親身に応じ、精神面でも支えてくださったゼミの先生やキャリアセンターの方をはじめ、大学時代の多くの出会いがあったからこそ志望の道へ進むことができたと感謝しています。

2017年度 進路決定者


名古屋市役所

宮田 知明 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻 2017年度卒業
愛知県立天白高等学校 出身

障害がある方の支援に携わる仕事に就きたいと思い、社会福祉士の国家試験受験資格が得られる愛知淑徳大学に入学しました。特に就労支援の分野に関心があったため、3年次の学外実習では就労移行支援施設に行き、利用者さんの個別支援計画を立てさせていただきました。その方ができることとできないことを見極め、より良い生活を送るには何が必要か、いま抱えている問題を解決するためにはどのようなサポートが必要か、といった観点で支援プランを作成しました。利用者の方々と深く接して学んだことは、たとえ似た悩みを抱えていても、解決する方法は一人ひとり異なる「個別化」という考え方。“ひとつの方法がうまくいかなくてもそこで終わりではない。めげずに他の方法を探せばいい”と思えるようになりました。就職先に名古屋市役所を選んだ理由も、障害がある方に対して行政の立場から支援したいと考えたからです。生活課題を抱えた方をさまざまな方向から見つめ、個別的な支援方法を見つけて提案していきたいと思っています。面談の方法や相手に心を開いてもらいやすい雰囲気づくり、答えやすい質問の仕方など、授業や実習で学んだことを活かしながら、相手をしっかり見つめて一人でも多くの方をサポートしていきたいです。

2016年度 進路決定者


名古屋市役所

加藤 夏美 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻 2016年度卒業
愛知県立旭野高等学校 出身

社会福祉専攻では、制度としての社会福祉に加え医療、住宅、雇用など、日常生活に課題を抱える人たちの生活や心の問題について広く学ぶと共に、“違いを共に生きられる社会づくり”に貢献できる基礎を学びます。3年次の『社会福祉実習※』では、福祉施設での実践的な学びが可能です。私は、知的障がい者の就労支援施設にある相談支援事業所に行きました。そこでは、面談や家庭訪問などによって利用者さんに必要な福祉サービスやご紹介できる仕事を探し、一人ひとりに合わせた支援計画を立てます。私も、ある利用者さんの支援計画を立てさせていただきました。最初は、その方の「障がい」ばかりに目を向けていたのですが、スタッフの方から「できないことではなく、その人が何をできるか?に目を向けると良い支援計画になるよ」と教えていただいたことをきっかけに、その方が得意なことや強みに注目するように心掛けました。さらに、ご家族のサポートや交友関係など、その方の周りの環境まで見ることによって提案できる支援の幅がぐっと広がることを知り、一人ひとりの利用者さんに適した支援をおこなうためには、広い視野を持つことが重要であることを学びました。この4年間で障がい者福祉、高齢者福祉、児童福祉などの歴史や理念、制度だけでなく、面談の進め方や質問の手法なども実践的に学べたため、さまざまな悩みや問題を抱える方と接する際に役立つ力を身につけることができました。これからも、支援を必要とする方自身と、その方の周りを見る広い視野を持ち、一人ひとりに適したサポートを心掛けていきたいと思います。
※『相談援助実習』に名称変更

2015年度 進路決定者


名古屋市社会福祉協議会
(社会福祉士・精神保健福祉士)

小林 加奈子 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
岐阜県立益田清風高等学校 出身

地元の高齢者の方々が、年齢を重ねるにつれて体調を崩したり外出しなくなったりする様子を見て、私に何かできることはないだろうかと考え、大学で社会福祉を学ぶことに。しかし、興味のある福祉を学びながらも"どんな仕事が私に合っているんだろう?"と進む道に迷っていました。そんな私に"地域の福祉を支えるソーシャルワーカーになる!"と決意させてくれたのが、3年次から始まったゼミでの研究。地域福祉の研究に取り組むことにした私は、現場に足を運んで調べることに重点を置き、名古屋市内で高齢者の方を対象に地域支援をおこなっている市営団地に出かけました。そこで住民の方や社会福祉協議会の方、民生委員の方にお話を伺うと「昔は近所づきあいがあって、地域で助けあうのが当たり前だったけれど、今は人のつながりが薄く、助けあうことが難しい」というご意見があり、子どもの頃から地元の高齢者の方々と交流のあった私は驚きました。さらに、団地の自治会の方が社会福祉協議会の支援を受けながら高齢者の方の集いの場をつくったり、朝市を開催して買い物支援をおこなったりしている活動に参加させていただき、地域福祉では人とのつながりが不可欠だということを実感。こうした研究活動を通して地域に寄り添う福祉の大切さを学び、自分のめざす道を見つけることができました。

2014年度 進路決定者


社会福祉法人豊寿会
障がい者総合福祉施設 あいそら羽島

山田 奈穂 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
岐阜県立岐阜商業高等学校 出身
取得資格:社会福祉士

「ストレングス」――福祉用語で、できないことではなく、できることに注目して支援をすること。小学生から続けてきたバスケットボールのスキルを活かし、知的障がいのある人たちのチームのボランティアコーチを経験した私の心には、授業で学んだこの言葉がいつもありました。パスはバウンドさせて取りやすくすればいい。専門用語は使わずに説明しよう。同じ目線でプレーして、私が今までしてきたスポーツの楽しさを、一緒に感じることができました。「福祉の専門職に就くなら、自分を見つめることも大切だ」。いつか授業で先生が言っていた言葉。障がいのある方にできること、私にできること。その両方を結びつけることが本当の自立支援だと、4年間福祉を学んだ今、私は思う。

京ヶ峰岡田病院

池内 瑞姫 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
三重県立四日市南高等学校 出身
取得資格:社会福祉士、精神保健福祉士

高校時代に持っていた福祉に対するイメージ。それは“人を助ける”ことでした。しかし、入学して、その考えは変わりました。
1年次に履修した、『障害者福祉論』や『高齢者福祉論』、『児童福祉論』などさまざまな方を対象とした福祉についての科目。そこで、“その人らしく生きることを支えていくのが福祉”であることに気づきました。そして、3年次に『精神保健福祉援助実習』で訪れた施設で、この気づきを大切に入所者の方と接しました。さまざまに語られる思い出やちょっとした仕草から、“その人らしさ”を見つけ出し、尊重していくことで、生きる喜びにつなげられることを実感できました。春からは、地域で精神科医療を提供する病院で精神保健福祉士として働き始めます。その人らしく生きることを、支えられる人をめざして。

愛知県庁

大野 早紀子 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県・私立愛知淑徳高等学校 出身
取得資格:社会福祉士、精神保健福祉士

ありのままを受け入れる。福祉に取り組むうえで、それがいかに重要であるかを実習やCCCのボランティア活動を通して学ぶことができました。精神科病院や介護老人福祉施設で、医療や福祉の現場を目の当たりに。信頼していただくには、どの年齢、病状の方に対しても、その人らしさを尊重して接することが大切だと実感しました。 社会福祉士や精神保健福祉士などの資格の勉強も重ねて来た私。さらにめざしたのは、個人が集まっている地域に対して私に何ができるか考えることでした。ゼミでは認知症高齢者が住みやすい地域についてフィールドワークを実施。これからは県の担当者として、住民の方々と一緒になって、みんなの暮らしがより豊かになるように努めていきたい。

株式会社 豊田自動織機

祖父江 由季 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県立名古屋西高等学校 出身

「心が豊かな人に来てもらいたい」。就職活動中、企業の担当者がそうお話しされたことが心に残っています。「寄り添う心」は、お年寄りや障がいのある方だけでなく、すべてのお客様への対応に必要なんだと。人の心にも関心を抱き、福祉の学びに加えて心理学の授業も履修した私が、4年間の学びに手ごたえを感じた瞬間でした。これから社会でも福祉が重要なキーワードになる。『社会福祉演習』でそう聞いた私は、一般企業へ就職しようと決めました。「企業でも、福祉マインドを大切にして人間関係を築くことができる」。先生やキャリアセンターの方はそう言って、私の考えを後押ししてくださいました。就職先の自動車業界では、人への優しさ、安全性を軸にサービスを提案したい。福祉の学びを、強い味方にして。

2013年度 進路決定者


日本生命保険相互会社

水野 真由 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県立松蔭高等学校 出身

「誰かの助けになる仕事もいいな」。小学生の頃、障がいを抱える友達の手助けをして感じた気持ちと、福祉以外の視野も広げたい気持ち。両方が叶うと選んだのが、福祉貢献学科でした。
実習先の母子生活支援施設では、子どもたちに勉強を教えたり、遊んだり。その楽しさと裏腹に思い知った、家族のさまざまな境遇。障がいやDV、葛藤して生きる子どもたちと、精一杯向き合った1カ月でした。最終日、「また遊びにきてね」と涙してくれた時の、嬉しかったこと……。
向き合い続ければ、きっと通じる。その想いを胸に、春から一人ひとりの人生を支える仕事をしていきたい。

近畿日本ツーリスト株式会社

下林 美穂 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
岐阜県・私立大垣日本大学高等学校 出身

「福祉を学びたいな」と社会福祉士をめざし福祉貢献学科へ。この大学で、私は「韓国語」という新たな分野に出会い、とても興味がわきました。そして、韓国語の全授業を履修し、短期研修制度で梨花女子大学校に留学。修学旅行とも家族旅行とも違う留学は、私を変える転機に。韓国の学生に名古屋を案内するCCCのボランティアにも参加。彼らとは今もSNSでつながっています。世界で体験した感動と、福祉で学んだ互いに支え合う人間関係。貴重な経験を就職先の、留学や研修を扱う教育旅行部門でも活かしたい。
大学で培った韓国語のスキルと社会福祉の学びが、私の未来を築きました。

長久手市役所

都築 康成 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県立豊田南高等学校 出身

大学には魅力的な先生が多くて授業が大好きでした。空き時間があると研究室を訪ねては、いろんなことを教えてもらったり。授業だけでなく、地域の人と話をしたり、さまざまな活動をしたりと“実践”で多くを学びました。CCCの『コミュニティ・サービスラーニング』では地域の小学生と一緒にグリーンマップを作成。ボランティアサークルでは知的障がいの方のお手伝い、「リニモ沿線合同大学祭」の実行委員など、行動力を活かして学んだ4年間。地元を愛し、活動する人たちとふれるにつれ興味を持った“まちづくり”。子ども、障がい者、高齢者、先生。幅広い人と関わった自分ならではの視点を活かして。夢は市民に愛される“名物職員”です。

三菱UFJ信託銀行株式会社

北川 莉奈 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
三重県立桑名高等学校 出身

ご高齢者の方からの「自分でやれるから、来ないで」という言葉。大きなショックを受けた、3年次の学外実習初日でした。それでも頑張れたのは、大学に入ってから始めたボランティアで、お子さまや障がいのある方、ご高齢者の方など、さまざまな人たちと接し、その中で「自分が信頼しなきゃ、相手も信頼してくれない」と感じたから。相手の言葉だけではなく、表情、しぐさからも心情を読みとるよう心掛け、素の自分をさらけ出し、時間をかけ何度も何度も話しかけて、最後には「また来てくれたの」と喜んでくれる仲に。
この先も、この想いを大切にしたい。信託銀行の仕事も“お客さまを「信頼」すること”からはじまるのだから。

岐阜市社会福祉協議会

北山 華菜 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県立一宮西高等学校 出身
取得資格 : 社会福祉士

小学生のころから、学校や地域のボランティア活動で人とふれあうことが好きでした。大学に入ってからは、母子生活支援施設での社会福祉実習をはじめ、社会福祉協議会で子どものボランティアサークルに参加。また、ホームヘルパーのアルバイトや、大学の福祉貢献学会のメンバーとして、地域のお祭りで障がいのある方や子どもたちが一緒に楽しめるブースを出展するなど、できる限り自分の目で見て、体験。そこに集う人々のさまざまな環境と立場を理解することの大切さに気づかされました。
4月からは人と人、人と場をつなぐ架け橋となり、一人でも多くの笑顔が見られるよう地域のお手伝いをしていきたい。

名古屋市役所

羽根 千尋 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 社会福祉専攻
愛知県立岡崎高等学校 出身
取得資格 : 社会福祉士、精神保健福祉士

将来、人の役に立つ仕事に就きたい。その想いを叶えたいと選んだ福祉貢献学科。幅広く福祉の授業を受けていた1年次に、社会福祉の中でも精神保健福祉分野がまだ充分でないと講義中に聴いて強く関心を持ち、2年次からはその分野を中心に学びました。
精神疾患のある人とどう接すればいいのか。私にとっては未知の分野。授業で知識と理解を深めるとともに、障害者福祉施設、就労支援施設、病院などさまざまな場で実習経験を積み重ね、専門職としての関わり方を身につけていきました。
現場をたくさん見たからこその経験を活かして。福祉の視点からみんなが暮らしやすい街づくりに力を尽くしたいと思います。

2012年度 進路決定者

※2010年度から、医療福祉学部 福祉貢献学科は、福祉貢献学部 福祉貢献学科に再編。

株式会社大垣共立銀行

良盛 美奈 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科
愛知県・私立愛知淑徳高等学校 出身

障がい者施設でイベントの企画・運営をおこなったボランティア活動、母子生活支援センターでの実習などを通して福祉の現場に立ち、今何をすべきかを自ら考え、行動することの大切さを学びました。障がいのある方や高齢者の方など、さまざまな人たちと心を通わせた経験を活かし、お客様の思いに寄り添うサービスの提供に努めたいと考えています。

岡崎市役所(医療職)

真田 祐希 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科
愛知県立岡崎北高等学校 出身

「心に悩みのある人の支援に携わりたい」「心の障がいへの理解を広げたい」こうした志が芽生えたのは、学外実習がきっかけでした。精神障がい者福祉施設で社会福祉と精神保健福祉の両面から実践的に学び、社会全体の理解や支援の必要性を感じたのです。今後は「違いを共に生きる」ことの大切さを、行政の仕事を通じて広く伝えたいと考えています。

医療法人 成精会 刈谷市障害者支援センター

古田 壮史 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科
岐阜県・私立岐阜東高等学校 出身

「精神保健福祉士は、生涯をかけて学び続けることのできる仕事ですよ」という実習先で出会った精神保健福祉士の方の言葉、いきいきと働く姿が印象深く心に残り、私も福祉現場の第一線で多くの人の力になりたいと強く思っています。福祉への熱い志を持つ仲間と共に学んだ4年間を礎にして、福祉職を極められるように努力を重ね続けます。

アイシン精機株式会社

四方 藍子 さん
愛知県立豊田南高等学校 出身

福祉を必要としているのは、福祉現場だけではありません。私は企業で福祉の専門性を活かすことを目標に幅広く学びました。学外実習では、人と人が連携することの大切さを実感し、ゼミでは「企業福祉」をテーマに研究してよりよい社会貢献について考察しました。今後、福祉器具の開発などに携わることを目標にして、社会に貢献できるよう向上していきたいと思います。

株式会社三菱東京UFJ銀行

竹田 咲紀 さん
愛知県・私立愛知高等学校 出身

4年間で最も印象深いのは、母子療育センターでの実習です。障がいのある子どもたちや保護者の方とのかかわり合いを通して、相手の身になって理解することの大切さを実感しました。銀行の業務にもこの経験を活かし、お客様の立場に立ってよりよい商品をご提案するなど、福祉を学んだ自分ならではのサービスを提供していきたいと思います。

社会福祉法人 恩賜財団 愛知県同胞援護会

寺戸 雄星 さん
愛知県立岩倉総合高等学校 出身

実習先の総合病院で出会った方々、本気で向き合ってくださる先生方、同じ志を持つ学科の仲間、苦楽を共にした大学祭実行委員会のメンバーなど、さまざまな人とかかわってきました。その中で福祉マインドが養われ、相手の価値観を理解し、必要な支援を考える力が磨かれた4年間でした。これからは介護の現場で経験を積み、福祉の専門職として仕事の幅を広げたいと思います。

社会福祉法人 サンライフ ジョイフル名駅

八木 のぞ美 さん
名古屋市立北高等学校 出身

関心のあった高齢者福祉をはじめ、障がい者や子どもに関する福祉を学び、知識の幅や視野が広がった4年間でした。高齢者施設での実習、障がい者支援のアルバイトやボランティアなど、さまざまな人とかかわり合いながら、相手の立場に立った支援について考え、実行できる力を磨きました。今後も家族のようなあたたかい心を持ち、利用者の方々のサポートがおこなえるよう努力したいと思います。

医療法人 愛生会 上飯田リハビリテーション病院

吉田 綾 さん
愛知県立尾北高等学校 出身

在学中、ホームヘルパー2級などの資格を取得し、障がいのある方を支援するアルバイトやボランティアサークルの活動などに励みました。そこで鍛えた実践力をベースにして、今後も患者さまの「自分らしさ」を大切にしたサポートに努めたいと思います。そして将来、社会福祉士として、より多くの人の支援に携わりたいと考えています。

名古屋市役所(社会福祉職)

市川 裕 さん
愛知県立日進西高等学校 出身

地域社会により広く貢献したいと考え、ゼミでは「世代間交流」を研究し、実習先の社会福祉協議会ではボランティアに挑戦する子どもたちの支援に努めました。またアルバイトで障がい者の方の余暇支援活動も経験。福祉を学び、一歩踏み出す力も養われたと思います。4年間で培った地域福祉の専門知識を市民の方々のために役立てていきます。

2011年度 進路決定者

※2010年度から、医療福祉学部 福祉貢献学科は、福祉貢献学部 福祉貢献学科に再編。

社会福祉法人 愛知育児院 特別養護老人ホーム 南山の郷

重盛 隼大 さん
医療福祉学部 福祉貢献学科
愛知県立春日井西高等学校 出身

「人を笑顔にしたい」。大学祭実行委員として活動したときに抱いた感情が、養護施設での学外実習中にも込みあげてきました。その想いが、楽しく過ごせる環境づくりや利用者の方とのコミュニケーションを図るうえでの原動力となりました。今後は「笑顔」の生活相談員として、居心地の良い施設づくりに尽力していきます。

社会医療法人 明陽会 明陽クリニック

丸淵 実香 さん
医療福祉学部 福祉貢献学科
愛知県・私立藤ノ花女子高等学校 出身

母子生活支援施設での実習、高齢者や障がい者の方々と関わるボランティア、ゼミでの親子関係の研究、福祉住環境コーディネーターなどの資格取得…。数々の学びを経て、医療ソーシャルワーカーという高校生の頃からの夢を実現しました。今後はチーム医療の一員として患者さま一人ひとりと向き合い、親身に支えていきます。

愛知県庁(社会福祉職)

荒川 駿介 さん
医療福祉学部 福祉貢献学科
岐阜県立多治見高等学校 出身

在学中、障がい者の行動支援のアルバイトを通じて学科の授業で得た知識を応用し、相手の立場に立ったコミュニケーションを体験的に得ることができました。こうした経験を活かし、今後は公務員として広い視野を持ち、法を根拠としたより効果的な支援を考えます。さまざまな人の生活をよりよくするために、精一杯貢献したいと思います。

名古屋市役所(社会福祉職)

伊藤 麻衣 さん
医療福祉学部 福祉貢献学科
愛知県立千種高等学校 出身

福祉を必要とするすべての人に適切なサポートを届けたい。学外実習を経て自分の思いを明確にし、キャリアセンターの支援をフル活用しながら公務員試験対策に取り組みました。今後は、介護予防に関する卒業研究やボランティア活動、よさこいサークルなどでの経験を活かし、地域の人々の「自分らしい生活」の支援に励みます。

愛知県庁(社会福祉職)

立岩 佳奈 さん
医療福祉学部 福祉貢献学科
愛知県・私立光ヶ丘女子高等学校 出身

福祉の多様な領域にわたる授業聴覚に障がいのある学生のサポートボランティアサークルの立ち上げや地域との連携など、4年間、福祉について追究し、実践を重ねました。特に印象深いのは障がい者支援センターでの実習です。広く県民の方の声を聞き還元していく行政を実現したいと、進路を決意するきっかけになりました。

株式会社三重銀行

浅見 静 さん
愛知県立昭和高等学校 出身

人の生活を支え、地域に貢献でき、自分自身が成長できる。そんな仕事に就きたいと考え、金融業界へ。デイサービスでの実習、ボランティア情報誌の制作、障がいのある子どもとのイベントの企画、バレーボールサークルの運営など、4年間の多様な学びの中で育んだ福祉マインドを活かし、お客様の未来を見据えた提案をしたいです。

株式会社名鉄AUTO

上田 衣純 さん
愛知県・私立中京大学附属中京高等学校 出身

私自身、4年間で最も伸びたと感じるのは、コミュニケーション能力です。実習やボランティアで障がい児や高齢者の方などさまざまな人と関わり合うために、必要なスキルを磨き、メンタルケア心理士などの資格も取得しました。人の笑顔は、かけがえのないもの。そう実感した学生生活は、社会人となる私の大切な財産です。

日本生命保険相互会社

小川 乃り子 さん
愛知県立熱田高等学校 出身

在学中は福祉について幅広く学び、ホームヘルパー2級の取得、児童養護施設での実習、ボランティアサークルでの活動などに尽力。さらに障がい者支援のアルバイトを4年間継続したことで、相手の身になって考えることの大切さを学びました。今後もその姿勢を大切にし、お客様の望み「+α」の提案ができる法人営業をめざしていきたいです。

株式会社八神製作所

日比野 真子 さん
岐阜県立各務原西高等学校 出身

「福祉の目を養う」という大学案内のキャッチフレーズに惹かれ、愛知淑徳大学へ。学外実習で介護者の大変さを目の当たりにし、さまざまな福祉用具や制度を社会のより多くの人に知らせたいと考えるようになりました。キャリアセンターの方がその希望に合う企業を紹介くださり、着実に就職活動を進めることができました。

社会福祉法人ひかり学園

尾関 晃一 さん
愛知県・私立大成高等学校 出身

福祉の現場で働きたい!という目標が明確になったきっかけは、学外実習です。児童養護施設で子どもの個性を尊重した生活支援の実態を学び、彼らの笑顔を見て福祉の意義を感じました。その思いを胸に、学科の授業、テニス講師・塾講師のアルバイトで培った対人スキルや実践力を活かし多くの人の役に立ちたいと考えています。

社会福祉法人 昭徳会 特別養護老人ホーム 高浜安立荘

杉浦 知里 さん
愛知県立高浜高等学校 出身

地域のボランティアや学外実習、特別養護老人ホームでのアルバイトなど、福祉に関する実践力を磨いた4年間でした。さまざまな人と接する中で状況判断力や行動力を身につけ、ゼミでは老老介護の研究を通して高齢者が安心して暮らせる地域づくりの重要性を痛感しました。これらの経験を今後は福祉の現場で活かしていきたいと思います。

名古屋市役所(社会福祉職)

鈴木 愛 さん
愛知県・私立桜花学園高等学校 出身

大好きな祖父母をはじめ、小学生の頃からボランティアを通して交流した地域の方々に恩返ししたい。そんな思いから公務員を志望しました。希望の進路を実現した今、授業や実習で磨いた「心に寄り添って聴く力」「相手の身になって考える力」「思いを伝える力」を発揮し、広く地域に貢献していこうと意欲に満ちています。

愛知県庁(社会福祉職)

田中 圭亮 さん
愛知県立海翔高等学校 出身

高齢者、児童、障がい者、精神保健など福祉の専門分野を幅広く学んだこと。それが地元・愛知県の福祉に広く貢献したいという志につながりました。3年次から公務員試験に向けて学科の授業、学内の公務員試験対策講座、先輩の合格体験記などを活用して着実に力を養い、希望の道を自ら切り拓くことができました。

2010年度 進路決定者

※2010年度から、医療福祉学部 福祉貢献学科は、福祉貢献学部 福祉貢献学科に再編。

医療法人豊田会 刈谷豊田総合病院

大竹 見和子 さん

児童福祉や高齢者福祉、障がい者福祉など幅広い福祉分野を学んだ4年間、特に印象深いのが社会福祉協議会での学外実習です。実習中は、高齢者の地域交流イベントや小学校での車いす体験や点字体験、独居老人宅の見回りなど、さまざまな地域活動を体験。地域の人々に笑顔を届ける地域福祉の素晴らしさを実感し、地域に貢献したいという気持ちを強くしました。また、愛知淑徳大学は全学共通教育が充実しています。福祉分野以外にも言語活用科目やコンピュータ活用科目など多彩なジャンルの科目を履修し、社会で役立つ教養も身につけることができたと感じています。在学中に培った福祉マインドと多様なスキルを活かし、就職先では地域の人々に親しまれる病院づくりに貢献していきたいと思います。

社会福祉法人 岐阜県福祉事業団

大橋 万里絵 さん

福祉貢献学科では、高齢者、児童、障がい者、地域など、さまざまな視点から福祉について学び、興味の幅が広がるとともに将来の進路に対する視野も広がりました。その上で選んだ就職先は、子どもたちや高齢者の方、障がいのある方など、福祉を必要とする人とじっくりと関わっていける岐阜県福祉事業団です。特別養護老人ホームでの学外実習中、相手の思いを理解して初めて本当に必要なサポートができると実感したからこそ、利用者の方とコミュニケーションを深めていける福祉施設で働きたいと考えました。希望通りの就職を果たし、今後は、デイサービスや児童養護施設などでのボランティアの経験も役立てながら、利用者の皆さんが心豊かに暮らせるように介護職の立場から支えていきます。

名古屋市役所(社会福祉職)

小野木 里恵 さん

福祉への理解を深めるボランティア活動や資格取得、病院での支援の連携体制や行政の視点からのケアなどについて学んだ学外実習、地域の人々が交流する「ふれあい・いきいきサロン」に関するゼミでの研究、区役所でのアルバイト…。福祉貢献学科で学ぶうちに視野が広がり、社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験合格も視野に入れながらさまざまなことに積極的に取り組みました。進路を決定する上で力になったのは、キャリアセンターのサポートです。集団討論・面接対策としてスタッフの方が熱心にアドバイスしてくださり、また、教養試験対策としては学内の公務員試験対策講座が役立ちました。在学中に幅広く学び、多くの経験を重ねたことを自分の強みとして、住みよいまちづくりに貢献します。

名古屋市役所(社会福祉職)

可知 直之 さん

人のために働きたいという志を持ち、4年間、ホームヘルパー2級や福祉住環境コーディネーター2級なども取得しながら、福祉について幅広い視点から学びました。特に印象深いのが、3年次に参加した江南市社会福祉協議会での学外実習です。地域の人々と交流して福祉職への思いが増し、さらに、小学生対象の福祉体験学習を企画・実施する「子ども福祉塾」のボランティアとして実習後も引き続き受け入れていただき、貴重な経験を重ねることができました。地域の課題を把握し、その解決策を模索する課題発見力や思考力、自分の行動を振り返り、次に活かしていく力が養われたと実感しています。在学中に得たものを地域に還元していけるように、今後もよりよい福祉を追求し続けたいと思います。

近畿日本鉄道株式会社

竹内 理加 さん

実社会で幅広く活かせる福祉の知識を身につけたいと考え、1年次から学会を通じて託児所でのボランティアや緑区社会福祉協議会とのイベントの企画、デイサービスのアルバイト、また、ホームヘルパー2級や秘書技能検定2級などの資格取得に積極的に取り組みました。さらに、知多市社会福祉協議会での学外実習で子ども向けの福祉イベントを企画した際、職員の方から「小さなイベントで発信したことも、人から人へと広がっていき、地域をよりよくする大きな力になる」というお話を聞き、人と人とのつながりの大切さを実感しました。今後、福祉貢献学科での学びや経験を活かし、福祉の心を持って運輸の仕事に携わり、社会に広く貢献していきたいと思います。

社会福祉法人 昭徳会

西垣 里美 さん

4年間、福祉について幅広く学ぶとともにホームヘルパー2級やガイドヘルパー、医療事務などの資格取得、さらに「人と関わること」に力を注ぎました。CCCなどを通してボランティア活動に励み、子どもから高齢者の方までさまざまな人との交流を大切にしました。最も印象深く心に残っているのが、母子生活支援施設での学外実習です。24日間という長期の実習中、大学の授業で学んだ福祉を実践して子どもたちとじっくり向き合い、子どもを取り巻く社会の問題を肌で感じました。以後、子育て支援をテーマに卒業論文を書き上げ、児童養護施設への就職も実現しました。子どもに限らず高齢者や障がい者の方に関する福祉にも視野を広げ、あらゆる人の力になれるようキャリアアップをめざします。

社会福祉法人サンライフ

野村 明世 さん

将来は福祉の分野で働きたいと考え始めたのは、小学生のときでした。今、長年の夢を実現して、福祉の専門職としての一歩をふみ出しています。そんな私の力になっているのが、福祉貢献学科で学んだ日々です。ボランティア活動に挑戦しやすい環境が整っていたため、1年次からサークルを通して母子生活支援施設の活動に参加し、また社会福祉協議会のボランティアに登録して地域活動もしました。さらにCCCを活用し、学外実習以外にも実践的な学びを数多く経験することができました。ホームヘルパー2級やガイドヘルパーの資格取得も果たし、福祉に関する知識や考えの幅も広がったと思います。今後も視野を広げて向上し、就職先の方に教えていただいた福祉の3K「きらめき・奇跡・感動」を実現します。

郵便局株式会社

水越 沙織 さん

「心と心で人と関係を築く仕事に就きたい」。この思いを軸に就職活動に取り組み、地域の暮らしに密接に関わる郵便局への就職を決めました。これから渉外営業としてさまざまなお客様と関係を築いていく上で、福祉貢献学科で学んだすべてが力になると感じています。4年間、福祉の幅広い分野の知識を得ることはもちろん、学会やCCCを通しての地域でのボランティア、高齢者福祉施設での学外実習など、地域の福祉にふれるさまざまな活動、さらに、ホームヘルパー2級や福祉住環境コーディネーター2級などの資格取得にも励みました。その中で培ったコミュニケーション力や企画運営能力などを活かし、「相手のためになること」を第一に考え、お客様一人ひとりの思いに応えたいと考えています。

株式会社メディコムソリューション

山下 友理 さん

大学では自分の可能性を広げようと考え、福祉貢献学科の授業だけでなく、教養科目やコンピュータ活用科目など全学共通教育の授業も意欲的に履修しました。1年次にCCC開設科目の「入門ボランティア」で企業や地域との活動を通してさまざまな人と関わることの大切さを実感し、以降、障がいのある子どもたちをサポートするボランティアに継続して取り組みました。4年間、学内外問わず人と積極的に交流し、多様な価値観を知る中で、コミュニケーション力が磨かれたと思います。相手の意見を受け入れた上で自分の意見も伝えようと意識が変わり、学科の授業で学んだ「傾聴」の大切さを深く理解しました。就職後も人と認め合う姿勢を持ち続け、医療・福祉の分野を支えていきたいと思います。

2009年度 進路決定者

※2010年度から、医療福祉学部 福祉貢献学科は、福祉貢献学部 福祉貢献学科に再編。

社会福祉法人 ひまわり福祉会 ひまわりの風

岡田 幸奈 さん

福祉貢献学科での幅広い学び、福祉施設などでのボランティア、ホームヘルパー2級やサービス介助士検定2級の取得、ヘルパーサークルの立ち上げ、名東区社会福祉協議会の委員としての活動など、4年間、多くのことに挑戦しました。地域福祉や障がい者福祉への関心が高まり、卒業後は地元の障がい者援護施設に就職。在学中に得た専門知識や培った行動力を活かし、利用者の方々を支えていきたいと思います。

社会福祉法人 豊橋市福祉事業会

粟野 嘉水 さん

福祉貢献学科では授業や実習だけでなく学会での活動にも数多くの学びがありました。地域の方が参加するイベントの企画・運営を経験し、地域福祉の重要性を肌で感じたこともそのひとつです。この経験により、地域に根ざし、子ども、高齢者、障がい者などさまざまな人が利用できる施設への就職を志望しました。人には違いがあるからおもしろいという視点から、地域とともに生きる福祉を実践したいと思います。

社会福祉法人 サン・ビジョン

熊崎 完 さん

在学中、社会福祉施設での学外実習、福祉分野のボランティアやアルバイトなど現場での経験を重ねました。福祉貢献学科で得た専門知識と、実社会で必要とされている福祉が結びつき、やはり自分が本当にやりたいのは福祉の仕事だと確信することができました。これから業務に励む中で、高齢者福祉と児童福祉を融合させた福祉の実践をめざすなど、広い視点でよりよい福祉を追求し続けたいと思います。

社会福祉法人 岡崎市福祉事業団

稲石 麻里江 さん

学科で高齢者福祉や地域福祉などを総合的に学び、学内の講座を活用してホームヘルパー2級、ガイドヘルパー、サービス介助士検定2級、手話技能検定6級を取得。また、学外実習以外にも、ボランティアやデイサービスのアルバイトなど現場での実践も積極的におこないました。今後は施設を利用する方やそのご家族、ともに働く仲間と信頼関係を築き、多くの人の幸せな暮らしを支えていくことが目標です。

日本通運株式会社

木村 旭宏 さん

入学後すぐに学内のホームヘルパー2級養成講座を利用して資格を取得し、在学中は福祉貢献学科での学びを活かしてホームヘルパーのアルバイトに励みました。児童養護施設での実習など数々の体験を経て考えるようになったのは、人々により身近な一般企業で働き、「福祉の心」を社会に広く伝えていきたいということ。福祉を学んだ経験を自分の強みとして、より多くの人に役立つサービスを企画していきます。

株式会社三重銀行

伊藤 記世 さん

福祉の各分野を学ぶ中で、福祉の専門知識を社会で広く実践したいと考えるようになりました。さらに、さまざまな人と接するボランティアや循環型社会をめざす名古屋のNPOでの活動などを経験し、人の生活に身近な一般企業への就職の思いが固まりました。今後は、大学の講義や学外実習で得た知識、また4年間で取得した福祉の資格等を銀行業務に活かし、お客様の暮らしに貢献していきます。

名古屋市役所(社会福祉職)

田中 絵里子 さん

相手の気持ちを尊重し、相手の生活を大切にする。こうした、福祉の理論を理解する前提となる福祉マインドを、学外実習やヘルパーのアルバイトなどを通して身につけることができました。さまざまな人の暮らしを支える社会福祉士になりたいと意欲も高まり、ゼミ生同士での国家試験勉強会と並行して公務員試験対策にも力を注ぎました。4年間の学びと大学のサポートにより、希望の道へ進めました。

株式会社デンソー

塚原 由佳 さん

在学中に実感したのは、チームワークの大切さ。子どもたちとふれあった母子生活支援施設での実習、全国レベルの結果を残したチアリーディング部での活動など、仲間との挑戦で自分自身も成長できたと感じています。福祉貢献学科では、人の力になりたいという思いのもと、児童福祉、社会福祉など福祉を幅広く学びました。大学で身につけた福祉の視点を業務に活かし、社会に広く貢献していきたいと思います。

長島観光開発株式会社

丹羽 晴香 さん

就職先は、ホテルをはじめレジャー事業を展開する企業です。子どもから高齢者までさまざまな人が訪れる場所でのサービスに、学科で学んだ福祉の専門知識を応用し、より楽しく過ごすお手伝いがしたいと考えて進路を選びました。ホームヘルパー2級の取得、学会での活動、児童養護施設での学外実習、親子関係に関するゼミでの研究など、すべての経験を活かし、お客様に笑顔を届けたいと思います。

※掲載の進路決定先会社・機関は、各卒業年度時点での進路決定状況に基づくものです。