交流文化学部

特色ある授業

ANAエアラインスクール

ANAビジネスソリューションとの教育提携により、
航空業界をめざす学生たちをサポートします。

ANAエアラインスクール学内講座は、2015年から本学とANAビジネスソリューション株式会社との教育提携により実現した講座です。この講座は「座学」と「空港実務体験」がセットになっており、交流文化学科の学生を主体とした全学部対象の講座として毎年開催されています。学生たちはANAの現役キャビンアテンダント講師やグランドスタッフ講師から、美しい所作や言葉遣い、心地よい接遇の方法などを習得することができます。

ANAエアラインスクール学内講座(2019年度)

● 座学(全5日間)
前半の「座学」は5日間の日程で開催。1日目は身だしなみについてです。第一印象はその人や会社のイメージを決定づける大きな要素。そのため、一目見た瞬間に好感を抱いていただける身だしなみのコツについて習得します。2日目は接遇の基本や就職活動のサポート、声の印象について。特に接遇(おもてなし)の基礎については、言葉遣いや立ち居振る舞いなどを基礎から習うことで、人間的な成長にもつながります。3日目は、引き続き就職活動サポートをおこなうほか、ビジネスマナー向上や自己PR実習として表現力を磨いていきます。4日目はキャビンアテンダント講座として、客室業務の紹介や機内でのコミュニケーション力向上を図ります。そして、5日目はグランドスタッフ講座。地上業務ならではの空港サービス基礎知識などについて、より深く専門的な知識を学んでいきます。
(※プログラム内容は予告なく変更する場合があります)

日 程 内    容
1日目 ①第一印象 ②立ち居振舞い
2日目 ③接遇の基本I ④就活サポートI ⑤声の印象 ⑥言葉遣い
3日目 ⑦就活サポートⅡ ⑧ビジネスマナー ⑨自己PR実習~表現力アップ~ ⑩就活サポートⅢ
4日目 ⑪客室業務紹介 ⑫機内コミュニケーション力・アクション力 ⑬キャビンアテンダントの仕事を考えるI
⑭キャビンアテンダントの仕事を考えるⅡ
5日目 ⑮接遇の基本Ⅱきばたらき ⑯空港サービス基礎知識 ⑰空港コミュニケーション力 ⑱空港サービスアクション力

● 空港実務体験(全3日間)
後半の「空港実務体験」は3日間。中部国際空港(セントレア)にて、主にグランドスタッフの仕事を実践的に学びます。1日目は空港の業務紹介や施設見学から開始。接遇の訓練もおこなうことで、おもてなしの基礎を学びます。2日目は高齢者疑似体験のほか、手荷物受託の際に使用する端末操作を習得。受付カウンターの中に入り、端末を操作しながら、手荷物受託のロールプレイを体験します。3日目はゲート業務です。基礎知識を習得した後、ゲートシミュレーションを体験し、ゲート業務において大切にしたい心構え、注意すべきポイントなどを学んでいきます。現地講座の魅力は、何と言っても空港内にある本物の施設や設備を使って実践的な練習ができること。この体験は航空業界をめざす学生たちにとって、大きな自信になるはずです。

学内講座、空港実務体験ともに、航空業界を熟知した講師から直接指導を受けられるのは、この講座ならではです。交流文化学部ではこの教育連携を活かすことで、さまざまな講座の企画を実施。2020年は2月に「エアライン業界研究講座」の開催を予定しています。今後も航空業界をめざす学生たちに向けて、より有意義な知識習得や実務体験の機会を与えていきます。
(※プログラム内容は予告なく変更する場合があります)

日 程 内    容
1日目 ①空港業務の紹介(勤務体制や業務内容を紹介)
②施設・業務見学(カウンター、ソーティング場、ゲート、到着、ラウンジ、集中コントロールルーム)
③接遇訓練
2日目 ④高齢者疑似体験
⑤手荷物受付カウンター見学(係員が実際にカウンターで接客している様子を見学)
⑥座学・端末操作(手荷物業務を行う上で必要な知識習得並びに端末操作の練習)
⑦手荷物受託シミュレーション(実際に使用している端末を使って手荷物受託の練習)
 カウンターで手荷物受託シミュレーション
3日目 ⑧ゲート座学(ゲート業務を行う上で必要な知識習得)
⑨ゲートシミュレーション訓練(実際に使用しているゲートでゲート業務の練習)

2020年2月以降に
「エアライン業界研究講座」を実施いたします。

学生の声

馬場 まゆりさん(写真右)
交流文化学科観光ホスピタリティ専攻2年

航空業界の現場を知るには最適な講座
自分自身を見つめ直すきっかけにもなりました

もともと航空業界に興味があり、入学当時からこの講座を受けたいと思っていました。実際に受講してみて感じたのは、この講座でしか体験できないことがたくさんあったこと。荷物の受託や搭乗の仕方はもちろん、グランドスタッフの方が使っている機械を実際に自分が操作するなんて、なかなかできないと思います。それに航空業界に必要な知識だけでなく、就職活動の際に大切な自己分析の方法も教えていただいたのも印象に残っています。自分の得手不得手を理解することができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
この講座で学んだ知識や技術を活かし、普段から身だしなみを整えたり、困っている人がいたら何かお手伝いできることがないかを考え、実行するなど、社会人に向けての準備を進めていきたいと強く思っています。

松井 未帆さん(写真左)
交流文化学科イングリッシュエキスパート専攻3年

華やかに見える空港業務の裏側を見学でき、業務への深い理解を得ることができました
入学前から航空業界で働きたいと思っていました。この講座の内容は大学内の説明会で知り、就職活動に有利だと考え、受講しました。特にためになったのは、空港実務体験です。普段は立ち入ることのできない場所に入って施設の見学ができたり、華やかに見える空港業務の裏側まで見せていただけたことで、業務への深い理解を得ることができました。実際に業務の一部を体験させていただけたことも大きかったです。学内講座での学びを実際の現場で活かすことができ、自信につながりました。
この講座を受講したことで、航空業界に必要な素質や求められる人材像への理解が深まり、いまの自分に足りない部分も自覚できました。受講を通じて同じ夢を持つ学生とも出会えたので、今後はお互いに切磋琢磨し、就職活動に備えたいと思います。