交流文化学科 国際交流・観光専攻
国内外で起こるさまざまな事象を多方面から捉え、社会の発展に寄与するための実践力・行動力を高めます。異文化交流に関する考え方をベースに、地域・国際社会について学修する2つの専攻プログラムと、観光やホスピタリティマインド、まちづくりなどについて学修する2つの専攻プログラムから構成。国際交流と観光についてより専門的に学び、異文化交流や観光におけるホスピタリティや企画、政策などについて知識を修得していきます。
専攻プロブラム(国際交流)
エリアスタディーズ
世界各地の文化や社会について多面的に学び、多言語運用能力とコミュニケーション能力を高めます。
グローバルスタディーズ
国際関係、国際交流、地域開発についての理解を深め、国際社会に貢献する実践力を身につけます。
専攻プログラム(観光)
観光ホスピタリティ
社会・文化・自然といった観光資源や魅力ある接遇について学び、ホスピタリティマインドを高めます。
観光デザイン
観光産業、サステナブルな観光地の創生について学ぶことで、課題解決能力の向上をめざします。
先輩から聞く学科(専攻)のこと多くの先輩が、交流文化学科から羽ばたいています。 詳しく読む
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さまざまな声に耳を傾け、人々の暮らしを支えたい
卒業生
伊藤 舞香さん
交流文化学部 交流文化学科 国際交流・観光専攻 2022年度卒業
(愛知県立高蔵寺高等学校 出身)
就職先:尾張旭市役所本学科では、興味・関心にあわせて科目を履修できるため、幅広い分野を学ぶことができます。特に興味があった観光に関する学修を中心に、中国語、日本語教育の学修、アメリカ・ノースカロライナ大学のオンライン留学など、語学の学びも深めることができました。ゼミでは、観光による地域活性化やまちづくりについて探究。3年次には三重県大台町で「移住が地域にもたらす効果」をテーマにフィールドワークをおこない、4年次には愛知県の佐久島で「With・Afterコロナ時代における離島の持続可能性について」をテーマに卒業論文に取り組みました。それぞれ聞き取り調査を積極的におこなって、町や島の課題を多角的に考察。現地に足を運んでさまざまな人と交流を深め、現状と向き合いながら課題解決に挑むことの大切さを学びました。そして、町役場・市役所の職員が町民・市民と連携し、まちづくりをおこなう姿を見て、自分も人々の暮らしを支える仕事に就きたいと考えるようになりました。今後は尾張旭市の職員として、市民の皆さんの声に耳を傾け、より良いまちづくりに貢献したいと思います。
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新しい可能性を切り拓く
卒業生
髙井 美佑さん
交流文化学部 交流文化学科 2021年度卒業
(岐阜県・私立岐阜東高等学校 出身)
就職先:各務原市役所Q1 この学科(専攻)で学んで良かったことは?
英語、中国語、韓国・朝鮮語、日本語教育と学びたいことすべてに取り組めました。特に入学後に関心を持った中国語はHSKにも挑戦。先生の熱心な指導や実践授業で、留学未経験でも4級に合格しました。また、『日本語教育入門』の授業で一緒だった中国人留学生と仲良くなり、アイハウス*に通い、言語を教え合ったり、料理をしたりしながら相手の文化を知ることで価値観が広がりました。
*アイハウス(国際交流会館)…キャンパス内に立つ研修施設兼留学生寮
Q2 印象的だった学びは?
言語の知識だけでなくコミュニケーションの領域も広く学べたことです。身振り手振りなどの非言語の役割や方言の現状など、社会でどのように活用されてきたのかといった文化的背景の理解を通して、さまざまな人と対話し、理解し合うために必要な知識を修得できました。
Q3 学んだことを将来どう活かしていきたい?
在学中は学科での言語や文化の学修に加え、地域イベントの企画や地域スポーツの情報発信など興味のあることに積極的に取り組みました。大学で培った何事にも挑戦する姿勢を忘れず、市役所の業務でも新しい可能性を切り拓いていきたいです。加えて、大学理念である「違いを共に生きる」の教えを胸に、相手を尊重することを大切に地域の皆さんと接していきたいです。
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日本と世界をつなぐ人になるために
卒業生
赤堀 由布子さん
交流文化学部 交流文化学科 2021年度卒業
(静岡県立浜松湖東高等学校 出身)
株式会社ジェイアール東海髙島屋Q1 この学科(専攻)を志望した理由は?
小学生の頃、外国人就労者の子どもたちと一緒に学んだ経験から、異文化を深く理解したいと思っていました。オープンキャンパスで模擬授業を受け、国際社会情勢とさまざまな言語を一緒に学べること、フィールドワークの充実度に魅力を感じました。
Q2 印象的な授業は?
1年次にベトナムを訪れたフィールドスタディです。ベトナムの方との交流や孤児院の訪問が印象的でした。以降、ベトナムの「貧困」や「技能実習」の問題が私の研究テーマに。日本で技能実習生として暮らすベトナム人の実態調査に取り組み、外国人への日本語教育にも関心が広がりました。CCC*を介して実際に日本語を教えるボランティアもおこないました。
*コミュニティ・コラボレーションセンター
Q3 この学科で学んで成長したところは?
社会の現状を知ったことで、日本と世界をつなぐ人になりたいと思うようになりました。言語の大切さを改めて感じ、語学学習にも力を入れたいとランゲージ専攻の授業も積極的に履修。日本語教師資格の取得に加え、大学から始めた韓国語は上級の韓国語能力試験5級に認定されるまでになりました。自分の知りたいこと、学びたいことすべてに取り組める環境で、挑戦心や柔軟性など社会で役立つ力も得られたと感じています。
資格・免許
取得できる資格・免許
- 中学校教諭一種免許状(英語)
- 高等学校教諭一種免許状(英語)
- 中学校教諭一種免許状(社会)
- 高等学校教諭一種免許状(地理歴史)
- 日本語教師資格
目標とする資格など
- TOEIC®、TOEFL®のスコアアップ
- 実用英語技能検定(英検)
- 国際連合公用語英語検定試験(国連英検)
- HSK(漢語水平考試)
- 中国語検定
- 韓国語能力試験(TOPIK)
- 全国通訳案内士(通訳ガイド)
- 総合旅行業務取扱管理者
- 国内旅行業務取扱管理者
- 旅程管理主任者
- 世界遺産検定
就職
主な就職実績
- ANA中部空港
- 大垣共立銀行
- 岡﨑信用金庫
- コーセー
- ジェイアール東海髙島屋
- ジェイアール東海ホテルズ
- 資生堂ジャパン
- 住友林業
- 積水ハウス
- 瀬戸市役所
- 全日本空輸(ANA)
- 大和ハウス工業
- 中部国際空港旅客サービス
- トヨタ自動車
- トヨタ輸送
- 名古屋鉄道
- 日本航空(JAL)
- ヒルトン名古屋
- 三菱UFJ銀行
- 名港海運
- 菱電商事 他
ゼミナール(2023年度)
江嵜 那留穂 | ゼミ | 世界の中の日本 |
大堀 一至 | ゼミ | 観光の「未来図」を考える |
佐藤 規祥 | ゼミ | ヨーロッパの言語から見た伝統文化 |
島津 侑希 | ゼミ | 開発途上国と国際協力 |
信川 景子 | ゼミ | 企業活動やヒトの役割を通して観光振興を考える |
杉本 一直 | ゼミ | 文学・映画を中心とした文化研究 |
二文字屋 脩 | ゼミ | 社会や文化をキーワードに私たちの「アタリマエ」を問う |
野口 洋平 | ゼミ | 観光とホスピタリティのマネジメント |
林 大策 | ゼミ | 観光デザイン/地域デザイン・観光メディア・観光産業 |
藤井 真湖 | ゼミ | ドラマや映画の作品研究とその社会学的・エスニシティ論的研究 |
前島 訓子 | ゼミ | 「観光」と「地域」再建の可能性 |
若松 孝司 | ゼミ | グローバリゼーションの中の日本社会とわたしたち |
学生たちの研究テーマ例
- ボランティアのあり方 -観光資源発掘を事例に-
- 国際交流の「場」としての過疎地域の可能性 -石川県加賀市大土での活動を事例に-
- NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』による経済効果
- ロシアの結婚儀礼にみられる異教文化の考察