総合英語学科
留学体験記
ニューヨーク市立大学スタテン島校 / 2024年8月〜12月
私はアメリカのニューヨーク市立大学に約4ヶ月滞在しました。留学中は英語だけではなくたくさんのことを学びました。一生の友達とも出会え、たくさんのかけがえのない思い出が出来ました。辛かった思い出も全て良い経験になったと思えます。


大学では個人の学習レベルに合わせクラスが分けられました。セメスターが始まる前にテストを受け、その結果で2クラスに分けられました。1クラス約8人程度の少人数クラスでした。私のクラスには私以外に日本人はおらず、コロンビア、中国、韓国、コートジボワール、メキシコ出身のクラスメイト達と授業を受けていました。多国籍な環境の中で、英語に加えクラスメイトたちの母語や文化も学べ、とても充実した時間を送ることが出来ました。授業は1週間に火曜から金曜の4日あり、1日4クラスありました。午前9時から1時間目の授業が始まり、10時に1時間目が終了します。そこから11時30分まで2時間目の授業が続き、午前の授業が終わりランチタイムに入ります。12時30分から午後の授業が始まり、13時30分に3時間目が終了し、そのあとから4時間目の授業が始まり、14時30分に午後の授業も全て終わるというようなタイムスケジュールでした。科目はReading&Writing, Grammar, Communication, TOEFLの4つで、それぞれ教科書を使い毎日進めていきました。ですが複雑なユニットや難しい問題が多かった時は教科書通りではなく、私たちの習熟度に合わせたペースで進めてくれました。少人数ならではの柔軟なやり方で授業のペースを私たちに常に合わせてくれました。「実用的な英語に触れることで、TOEFLの点数アップにも繋がる」と考える先生だったので、毎日ではありませんでしたが、英文学の授業をする時もありました。例えばEdgar Allan Poeなどの小説を読みました。初めて読むような小説も読み、学期が進む中でも新鮮な気持ちで授業に取り組むことが出来ました。
ある一週間のスケジュール
Monday | Tuesday | Wednesday | Thursday | Friday | |
---|---|---|---|---|---|
9:00-10:30 | Grammar | Reading & Writing |
Grammar | Reading & Writing |
|
10:30-11:30 | |||||
11:30-12:30 | Lunch | Lunch | Lunch | Lunch | |
12:30-13:30 | Communication | Communication | Communication | Communication | |
13:30-14:30 | TOEFL | TOEFL | TOEFL | English Literature |
ニューヨーク市立大学を選んだ理由の一つにホームステイに憧れがあったことがあります。学生寮ではなくホームステイで過ごしたことで、大学生活に加え充実した時間を送ることが出来ました。私のホストファミリーはイタリア系アメリカ人の方達でした。1週間〜2週間に1回ほどレストランに行ったり、家に集まったりして大家族の温かい雰囲気に触れることが出来ました。朝ごはんと夜ご飯に加え休日はお昼ご飯も用意してくれたことも多くありました。家の近くに大きなショッピングモールがあったため、シャンプーなどの日用品や食べ物などを簡単に買いに行くことが出来ました。また家の近くにはいくつかバス停もあったため、大学まではバスを使って通学していました。片道1時間ほどの通学でしたが、バスが遅延することやキャンセルになることが多く2時間以上かかったことも何度かありました。


ニューヨークに留学していましたが、私が滞在していたのはスタテン島という島でした。スタテン島は住宅地のような場所が多く、落ち着いて過ごすことが出来ます。マンハッタンからはフェリーで30分の距離にある島です。フェリー以外に高速バスでも簡単に行き来できる立地でした。そのため休みの日には何度も友達や先生と、また1人でもマンハッタンの方まで遊びに行きました。大学の課外学習でMoMAとMETへ行ったり、タイムズスクエアやセントラルパークにも何度か行きましたが、観光した中で1番印象に残っているのはブロードウェイのライオンキングです。人生で1度は見てみたかったブロードウェイのショーは、開幕してすぐに涙が出てくるほど感動しました。ステージから4列目の席を購入することができ、その迫力は今でも忘れられません。チケットも自分で買いにいき、公演の時間や場所など全て1人で調べたことへの達成感のような感情もありました。


私は愛知淑徳大学から同じタイミングでニューヨーク市立大学に留学した他の学生がいなかったため、最初はとても不安でした。1人でやっていけるか、友達は出来るか、大学の授業にはついていけるか、ホストファミリーとは仲良くなれるか、全てを不安に思っていました。ですが今はそれで良かったと思えます。周りに日本人や元々仲が良かった友達がいなかったことで積極的にクラスメイトや先生、ホストファミリーに話しかけ仲良くなることが出来ました。アメリカで生活する中で嫌な思いや怖い思いをしたことが何度かありましたが、そんな時に周りの人達がいつも支えてくれたため乗り越えることが出来ました。留学する中で楽しいことだけではなく辛く寂しい思いをする時間もあると思います。そんな時は自分は1人だと思わず、周りの人達を上手く頼っていってほしいです。環境が大きく変わる中で、どれだけ友達や先生、ホストファミリー達の力を借りられるかが大切だと思います。全てを悲観的に思わず、前向きに捉えていってほしいです。
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