総合英語学科

留学体験記

ノースカロライナ大学ウィルミントン校 / 2022年8月~2023年5月(2学期間)

私は9か月の留学を経て、一生の思い出、各国の友人、自身の成長を得ることができました。時には言語の成長面で苦しんだり、人間関係で悩んだりしましたが、全ては自分自身の経験値へと変りました。

勉学

私が勉強していたクラスでは、世界各国から英語を学びに年齢も様々な学生が集まり文法やレポートの書き方、プレゼンテーションを2週間に2,3回ほどクラスの前で行うなどの事をしていました。初めの頃は、作文の完成させるスピードや、毎回のプレゼンテーションで緊張して上手く話せなかったなど、苦戦ばかりでした。しかし、何度も教授の添削や、練習を繰り返すことで作文のスピードも速くなり、帰国後の90人ほどの前で英語のプレゼンする機会では緊張せず自信をもって発表することが出来ました。成長だと思います。また、世界各国から学生が集まるので、休み時間などには自国の言語を教えあったり、お互いに国の紹介をしたりして盛り上がっていました。

寮生活

寮生活のメリットとデメリットを挙げるとすれば、メリットは現地学生との距離が近い事、他人を気にするストレスが少なく生活できる事だと思います。私の寮では1フロアに7人ほど暮らしており、2つのシャワーとトイレ、1つの共同スペースがありました。私のフロアメイトは皆静かに生活するタイプで、ホテルぐらいの静けさでした。ですが他の棟では、夜になるとパーティー会場に変わる所もあるので運もあるかもしれません。デメリットは、ホストマザーや子供との日常会話が無い事、風邪や体調を壊したときに自分で何とかしないといけない点だと思います。デメリットは私にとって余り無かったですが、寮などの他人と生活するのが苦手な人や、家族の雰囲気や日常会話を学びたい人には、ホームステイを選択できる大学へ留学するのも良いと思います。

意識したこと

最初の4か月は、とにかくアメリカ人や留学生に話しかけて友人作りや、積極的に行動することを意識していました。私は硬式テニスを14年ほどやっていたので、日本からラケット一本をスーツケースに詰めて持って行き、大学のテニスサークルで9か月間所属していました。そのおかげで他州への遠征、トーナメントへの参加、旅行、パーティーの参加などの様々な素晴らしい経験をさせてもらいました。また、スピーキング力を高める最適な環境だったと今でも思います。ジムでもマッチョと友達になりました。スポーツだけでなくとも、何か一つ特技があれば自分を輝かせる武器になります。
さらに、アメリカでしかできない事をすることです。テニスの全米オープン、大谷選手の観戦など。休暇期間に旅をしてみることをお勧めします。財産になること間違いなしです。

ターニングポイント

9か月の留学を通じて、ターニングポイントは3つありました。1か月目、4か月目、9か月目です。(人によって違うと思いますがあくまでも参考にしていただければ幸いです。)初月は、現地人が何を話しているのかほぼ理解できなかったのと、環境に身を慣れさせる期間だと感じました。9か月の中で一番精神的に大変だったと思います。4か月目は、聞き取れる文章量が増え、自分の意見も少しずつスムーズに言えるようになりました。また、少し自分の英語力が変化したと思う時期でした。そして9か月目には、帰国したくなくなります。

最後に

アメリカに問わず、日本を出て生活することは、時に辛く、時に刺激的な経験になります。文化、食、人の特徴、働き方、何をとっても違います。しかしこれらを生で体験することはその国の事を理解しようとし、自分が感じた事を、これからの自分の人生に生かすことが出来ると思います。英語力を伸ばしに行く目標のみならず、生涯の友人ができたり、忘れられない思い出ができたりと留学することで得られる事は無限大です。チャンスがあるならぜひチャレンジしてみてください。