交流文化学科 観光専攻
※ 2026年4月より国際交流・観光専攻から名称変更予定



観光を多方面から捉え、
成長や課題解決をめざす
国境を超える人びとの往来はよりいっそう盛んになり、観光は最も人気のあるレジャーのひとつになっています。日本においても、観光産業は基幹産業のひとつと言われるまでになっており、特に、地域においては地域経済を支える役割を担う重要な産業でもあります。観光専攻では、観光ビジネスやホスピタリティ、まちづくりなどについて専門的に学修すると共にランゲージ専攻、ビジネス学部の科目を組み合わせて学びます。グローバルな目線、マーケティングやデジタルの活用など、観光現象を多方面から捉え、関連する社会課題の解決に必要な実践力・行動力を養います。
4年間の学び(2026年度予定)
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PICKUP!科目詳しく読む
観光交流論
いま観光や旅に求めるものが大きく変化しています。名所旧跡を巡りご当地グルメを楽しむだけの旅から、地域の伝統や文化、そこに暮らす人々と出会う旅への変化を学びます。
観光マーケティング論
観光とホスピタリティの分野におけるマーケティングについて、理論と実例をもとに学んだ上で、顧客満足向上とリピーター獲得を目標とした戦略を立案する力を身につけます。
観光社会学
私たちの社会は個人や諸集団が形づくっています。こうした個人や諸集団の相互の関係に関心を寄せる社会学の見方を学びながら、現代社会における観光という現象をさまざまな角度から考えていきます。
先輩から聞く学科(専攻)のこと多くの先輩が、交流文化学科から羽ばたいています。 詳しく読む
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卒業生
安達 莉那さん
交流文化学部 交流文化学科 国際交流・観光専攻 2023年度卒業
(愛知県立江南高等学校 出身)
就職先:日本航空株式会社Q 印象に残っている学びや授業内容は?
ゼミのフィールドワークで、愛知県の消滅可能性都市である新城市が抱えている人口減少や少子高齢化などの課題を「観光」によって解決につなげられないか考察しました。特に湯谷温泉街に焦点を絞って活動し、関係者の方々と話し合いを重ねて魅力を発信するアイデアを共有。学科の授業で学んだ国内外のさまざまな観光産業の事例と新城市を比較することで地域が持つ魅力と課題を明確にし、ゼミの仲間と共に五平餅と花祭を組み合わせたイベントを提案しました。現地の方からお話を伺う中で、今までの暮らしの中に観光客をどう受け入れていくのかなど、観光による地域活性化がもたらす住民側の課題にも着目することができました。役場の職員や湯谷温泉の関係者の方など、現地の方々との交流を通して観光に対する考え方の幅が大きく広がったと感じています。
Q 学生時代の経験をどのように活かしますか?
学科の学びの中で新城市をはじめとするさまざまな地域に足を運び、その土地の暮らし方や文化の魅力を肌で感じたことで、今まで以上に旅の魅力を実感しています。卒業後は、入学前からの夢を叶えて航空会社の客室乗務員として勤務します。地域と地域を結ぶ航空会社だからこそ、日本全国の奥深い魅力をお届けできるよう、それぞれの地域が持つ特徴や文化を体験したり、現地の人との交流を楽しんだりするような旅のかたちをさらに広めていきたいと思っています。そのためにも学科での学びを活かし、日々訪れる地域の魅力を学び研究する姿勢を持ち続けて、地域活性化に貢献できる客室乗務員をめざします。
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ボランティア活動で学んだ相互理解の大切さが社会人となった今も大きく活かされています。
卒業生
足立 春佳さん
交流文化学部 交流文化学科 2019年度卒業
(岐阜県・私立済美高等学校 出身)
就職先:株式会社デンソー現在は、自動車関連企業にて製品の納入管理業務を担う部署に勤務し、お取引先を介して海外に輸出する製品の受発注管理を担当しています。お取引先と社内製造部との間に立ち、世界各国から届くオーダーの対応や調整をおこなっています。部署内だけにとどまらず、他部署などさまざまな人たちとの連携や調整が必要になることもありますが、とてもやりがいを感じています。
大学では何か新しいことに挑戦してみたいと思い、CCC*のイベントに参加。そこで、ボランティア活動に興味を持ち、地域活性化の活動をおこなう学生団体「きらきら☆したら」に所属し、設楽町で地域活動をおこなったり、町の行事に参加したりしました。設楽町のみなさんはいつでも笑顔で私たちを迎えてくださり、心温まる交流の中で、お互いの違いを受け入れ、信頼関係を築くことの大切さを学びました。また、交流を通して感じた地域の特色や魅力などを多くの人に届けるため、大学祭やCCCが主催するイベントなどで情報発信もおこない ました。
卒業した今でも後輩たちのサポーターとして活動に参加しています。ボランティア活動で大切なことは、信頼関係を築き、必要としている課題を見出し活動の幅を新たに広げ、活動を継続することです。それは企業でも同じであり、仕事をする上で大切にしています。大学時代の経験や得た学びをこれからも活かし、さまざまなことにチャレンジしていきたいです。* コミュニティ・コラボレーションセンター
ゼミナール(2025年度)
大堀 一至 | ゼミ | 観光の「未来図」を考える |
杉本 一直 | ゼミ | ヨーロッパ言語圏の文化研究 |
野口 洋平 | ゼミ | 観光とホスピタリティのマネジメント |
信川 景子 | ゼミ | ホスピタリティと観光人材マネジメント |
林 大策 | ゼミ | 地域資源を活用した「観光まちづくり」を考える |
前島 訓子 | ゼミ | 持続可能な地域デザインを考える |
若松 孝司 | ゼミ | グローバリゼーションと日本社会の変容 |
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大堀 一至 ゼミ
観光の『未来図』を考えるデジタル社会、SDGsなど大きな課題を「観光」の視点で掘り下げ、とにかく考え、議論し、発言するアウトプット中心のゼミです。合宿やイベントはもちろん、ときには授業の進行も学生主体でおこなっています!失敗を恐れずTrial & Errorの精神で、洗練された観光の明るい未来へ歩み続けます。
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信川 景子 ゼミ
ホスピタリティと観光人材のマネジメントサービス産業の企業を対象に、ゼミ生自ら計画して、人材マネジメントやホスピタリティマネジメントに関するフィールド調査をおこないます。調査結果を分析しプレゼンテーションをおこなうことで、現場と理論から観光に関する実践的なマネジメント力や創造力を養っていきます。
学生たちの研究テーマ例
- 観光地の魅力の感じ方の違いについて-京都と奈良を比較して-
- リピーターの行動特性・観光地の魅力要因と再訪意向の関係性 −人々が繰り返し訪れる場所とは−
- 観光立国推進における地方空港の役割と可能性-県営名古屋空港への提言−
- コト消費における口コミが消費行動に与える影響 −映画館利用を事例とした価値訴求の検討−
※記載の内容は現在構想中の予定であり、変更される可能性があります