交流文化学科

交流文化学部は、国籍や文化などさまざまな違いを超え、多様な価値観を認め合う。多文化の共生に貢献できる人材を育てます

  • 交流文化学科は、ランゲージ専攻と観光専攻の2専攻で構成されています。ランゲージ専攻は3つの専修(英語/中国語/韓国・朝鮮語)で構成され、国際社会で活躍できる言語コミュニケーション能力や異文化対応力を身につけます。観光専攻では、現代社会における、観光の位置づけや、果たしうる役割を理解し、ホスピタリティやマネジメント、まちづくりなどの学びを深め、観光産業や地域などの現場はもちろんのこと、社会で求められる普遍的な能力を身につけます。

    * 2026年4月より国際交流・観光専攻から名称変更予定

  • 各専攻で展開される幅広い学びを興味・関心に合わせて選択可能。

身につく力

  • 異文化に関する知識を修得し、広い視野から社会を捉え、理解する力
  • さまざまな言語を使用してのコミュニケーション能力
  • フィールドスタディや海外での研修などの体験学習を通じて現状を把握・分析し、社会に貢献する力

専攻紹介

交流文化学科 ランゲージ専攻

ランゲージ専攻

言語を活用し、文化や地域社会への理解を深める

交流文化学科 観光専攻

観光専攻

観光を多方面から捉え、成長や課題解決をめざす

  • 観光専攻
  • * 2026年4月より国際交流・観光専攻から名称変更予定

交流文化学科の特色

専攻を超え自分の興味や目標に合わせた科目選択が可能

専門の学びを深掘りしていくスタイルに加えて、多彩な科目の中から目標や興味に合わせて履修科目を選択することも可能です。「自分仕様」の学修プランを組むことができます。

充実した国内外の体験学習プログラムで実践的な行動力を磨く

国内外での語学研修やフィールドスタディなど、実践学修の場を豊富に用意。各専攻に体験学習を組み込み、主体的な学びと行動力を高めます。

現地で生きた言語や文化にふれて学ぶ学科独自の海外留学制度

長期海外セミナーでは、各国の言葉や文化にふれながら、外国語の語学スキルを磨くことができます。現地の方との交流により、異文化理解を深めます。

世界を舞台に「違いを共に生きる」ことができる人材を育てます。

交流文化学部は、幅広い教養を身につけるリベラルアーツと、興味やめざす進路に応じて専門性を養う専門教育を融合させた、新しい大学教育のあり方をめざしています。
大学の理念でもある「違いを共に生きる」に基づき、日本の国内、国外を問わず、さまざまな文化背景を持つ人々との交流を通して、多様な文化が共生する社会で活躍できる人材を育成します。
具体的には、以下の3つの目標を掲げ、「交流文化」を広く深く追求します。
(1)異文化コミュニケーション能力を高める。
(2)複雑な現代社会の課題を、政治・経済・教育・言語などの側面から多面的にとらえる。
(3)国際性・独創性・協調性を養う。

交流文化学科の魅力

国内外での語学研修やフィールドスタディなど、実践の場を豊富に用意。各専攻・コースに体験学習を組み込み、実践的な行動力を高めます。

異文化理解がより深まる長期海外留学を実施

長期海外セミナー

独自の留学プログラムで異なる文化を持つ人々と交流し、国際社会で活躍するための知識やスキルを修得

現地の文化にふれながら、中国語、韓国・朝鮮語の語学スキルをじっくりと磨く長期留学プログラムです。
留学先の授業は交流文化学科の専門科目としての単位に算入可能で、休学せずに留学することができます。

長期海外セミナー(中国語)
  • [行先]中国(北京語言大学)
  • [期間]4カ月間
  • 海外派遣の成果の公表
  • 北京語言大学で中国語研修をおこない、実用的な中国語の運用能力を学びます。また、現地の方との交流を通して、中国の社会や文化への理解を深めます。

長期海外セミナー(韓国・朝鮮語)
  • [行先]韓国(梨花女子大学校)
  • [期間]6カ月間
  • 海外派遣の成果の公表
  • 梨花女子大学校言語教育院で韓国の言語や文化について学びます。授業内外での学習活動を通して、世界中から集まる留学生と交流し、グローバルな価値観を修得します。

体験・経験から理解につながる学び

※ 両専攻とも参加可能
※ 記載の内容は現在構想中の予定であり、変更される可能性があります

フィールドスタディ

現地の言語や文化を体験

[行先]韓国(国民大学・世宗大学・京畿大学)
[期間]約1週間
韓国に1週間滞在し、クラブ活動やボランティア活動、フィールドワークなどの交流を通じて、日本と韓国の文化について相互理解を深めます。韓国社会の中で、韓国語を用いて活動をすることにより、韓国語での異文化コミュニケーション能力を育みます。

震災後の観光まちづくりを考える

[行先]宮城・岩手 [期間]4日間
宮城県気仙沼市や岩手県を訪れ、東日本大震災の爪痕から教訓を学びます。漁業や観光を軸にまち全体で復興に取り組む人々との交流を通じ、観光やまちづくりについて考察します。観光の現場を体感すると共に、人の強さとやさしさを実感できるフィールドスタディです。

アートによる地域づくりを体験

[行先]香川(直島・豊島) [期間]4日間
瀬戸内海の島々をめぐり、美術館やギャラリーを訪問します。展示作品、建築としての美術館に注目し、作品とそれが置かれる「場」の関係性について学びます。また、各島におけるまちづくりと美術が果たす役割についても考察します。

その他の主なフィールドスタディ

韓国(ソウル)[期間]1週間

台湾(台北 他)[期間]1週間

フィリピン(マニラ 他)[期間]約1週間

ネパール(カトマンズ)[期間]9日間

北海道 [期間]6日間

アメリカ(ハワイ)[期間]約1週間

千葉(テーマパーク)・東京(ホテル・空港)[期間]3日間

京都(伊根町)[期間]4日間

言語文化研修 
言語や異文化への理解を深める

英語海外研修、中国語海外研修、英語国内研修、韓国・朝鮮語国内研修、中国語国内研修

国内研修では集中体験型キャンプなどを通して英語や中国語、韓国・朝鮮語の生きた言葉や文化を学びます。研修期間中に各国からの先生と留学生と共に学び交流することで、相手との文化の違いを認め、相互理解を深めます。また、中国語と英語の約1カ月の海外研修も用意されています。

  • さまざまな国々での言語文化研修
  • さまざまな国々での言語文化研修

英語海外研修

  • 行先:アメリカ(サンディエゴ州立大学)
  • 期間:約4週間

中国語海外研修

  • 行先:中国(北京語言大学)
  • 期間:約4週間

特色ある授業

航空会社による特別講座を開講

航空会社との教育連携により、現役キャビンアテンダントやグランドスタッフから直接学ぶことができる特別講座を開講しています。学内実習ではサービスマインドや空港・機内業務、印象力アップなどについて学びました。中部国際空港では空港施設・業務の見学や、グランドスタッフの業務を体験しました。ANAグループ、JALグループと提携し、航空業界への就職希望者や、ホスピタリティを学びたい学生の体験・経験を促しています。

  • 航空会社による特別講座を開講ANAエアラインスクール
  • 航空会社による特別講座を開講JALエアラインスクール

先輩から聞く学科(専攻)のこと詳しく読む

先輩インタビュー


糟谷 夏歩 さん
交流文化学部 交流文化学科 2022年度卒業
(愛知県立西尾東高等学校 出身)
就職先:トヨタ自動車株式会社

学生時代は、ゼミで観光まちづくりに取り組み、新城市の観光課題解決を学生目線で提案するプロジェクトのリーダーを担当しました。行政や地域団体の方からヒアリングした内容をもとに、学生メンバーで企画を考えていく上で大切にしたのは「企画を考えることがゴールではなく、それを運用した先に、どのような利益が新城市にもたらされるか」ということ。目標を丁寧にすりあわせ、一人ひとりの意見を尊重することで、チームみんなが前向きな姿勢で取り組むようになり、企画がより良いものになることを実感しました。また、外務省所管・国際交流基金が主催する大学生向けの日中文化交流事業に参加した際にもリーダーを担当。中国人学生10人と一緒に、中国で愛知県をPRするイベントを企画運営する中でも、異なる意見を丁寧にすくい、全員が意欲的に参加できる環境づくりに注力しました。
現在は国内営業部に所属し、需要予測に基づいた需要と供給のマッチングをおこなう需給業務を担当しています。仕入れなどメーカー側の事情もありますが、需要側の販売店さまの意見も大切に双方のコミュニケーションを心がけています。また、社内外と連携して仕事を進める上で相手の立場にたってスケジュールを組んだり、補足資料を準備したりすることができるのは、チームで活動した大学時代の経験があったからこそだと感じています。
将来は、モビリティを通して地域復興に貢献するまちづくりのプロジェクトや、日本のモノづくりを世界に発信する仕事に携わりたいと思っていますが、まずは多くの経験を積み重ね、日々、成長していきたいです。

先輩インタビュー


西尾 朋輝 さん
交流文化学部 交流文化学科 2024年度卒業
(愛知県立五条高等学校 出身)
就職先:近畿日本鉄道株式会社(鉄道職)

Q 印象に残っている学びや授業内容は?
2年次のハワイでのフィールドスタディが特に印象に残っています。普段の授業では、観光客が少ないことを課題とする地域について、より多くの人に訪れてもらえるようなアイデアを考えることが学びの中心だったため、ハワイのような世界を代表する観光地が抱えている観光事業の課題に向き合えたことが新鮮でした。ハワイでは、多くの観光客が訪れることにより、地域資源である自然がダメージを受けたり、現地の住民の方々の生活に悪影響を及ぼしたりしていることがあるということを実感し、観光に対する自分の視野が大きく広がりました。観光地として発展した先の課題、いわゆるオーバーツーリズムなどを目の当たりにしたことで、これからも観光地として発展していこうとする地域について考える際にも、十分に意識しておかなければならないことに気づけた貴重な経験となりました。
Q 学生時代の経験をどのように活かしますか?
卒業後は鉄道会社に勤めます。観光を学んでいく中で、鉄道が人と地域、地域と地域をつなぐ存在だと実感したことや、安全で快適な移動によって人々の生活を支えたいと考えたことから、鉄道会社への就職をめざすようになりました。ゼミでは、「観光と地域の再建」をテーマに取り組み、過疎化が進む地域に何度も足を運んで、地域の発展のために奮闘する方々の多様な価値観や人生の背景にふれてきました。地域の方々との交流を通して信頼関係を築いてきた経験があるからこそ、今後も地域住民の「声」に耳を傾けることを忘れず、お客さまとのつながりを大切にし、安全な輸送サービスを通して喜びを提供していきたいです。そして、誰もが過ごしやすく、人々が集い交流できるような空間をつくることで、生活に欠かせない駅や鉄道を守っていきたいと考えています。

先輩インタビュー


就職活動の上で客観的なアドバイスが力になりました。

野村 麻衣 さん
交流文化学部 交流文化学科 2024年度卒業
(愛知県立知立高等学校 出身)
就職先:全日本空輸株式会社

日本と世界の架け橋となる空港に惹かれて航空業界に興味を持ち、さまざまな国のお客さまに寄り添える客室乗務員に特に魅力を感じていました。大学では主に英語とホスピタリティについて学び、アメリカ留学も経験。帰国後、就職活動に取り組む中で、キャリアセンターで何度もエントリーシートを添削していただきました。自分ではわかりやすく表現していたつもりでしたが、特にゼミの学びについて専門的な言葉で説明してしまっていたため、誰が読んでも理解できる文章を意識したほうが良いという客観的かつ具体的なアドバイスを受けました。読み手や聞き手の立場を考えることも大事なホスピタリティだと気づき、その後の就職活動にも活かすことができたと感じています。

資格・免許

取得できる資格・免許

  • 中学校教諭一種免許状(英語)
  • 高等学校教諭一種免許状(英語)
  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 高等学校教諭一種免許状(地理歴史)

目標とする資格など

  • TOEIC®、TOEFL®のスコアアップ
  • 実用英語技能検定(英検)
  • 国際連合公用語英語検定試験(国連英検)
  • HSK(漢語水平考試)
  • 中国語検定
  • 韓国語能力試験(TOPIK)
  • 全国通訳案内士(通訳ガイド)
  • 総合旅行業務取扱管理者
  • 国内旅行業務取扱管理者
  • 旅程管理主任者
  • 世界遺産検定
  • 日本語教師資格

主な就職実績

  • 愛知県教育委員会
  • アクセンチュア
  • アマゾンジャパン
  • ANA中部空港
  • エイチ・アイ・エス
  • 大垣共立銀行
  • コーセー
  • ジェイアール東海髙島屋
  • ジェイアール東海ホテルズ
  • 資生堂ジャパン
  • 積水ハウス
  • 全日本空輸(ANA)
  • 大和ハウス工業
  • 中部国際空港旅客サービス
  • トヨタ自動車
  • 名古屋市役所
  • 名古屋鉄道
  • 日本航空(JAL)
  • ヒルトン名古屋
  • 三菱UFJ銀行
  • 名港海運 他