食健康科学部 健康栄養学科

2024年度 進路決定者


愛知県教育委員会(栄養教諭)

長坂 有紗 さん
健康医療科学部 健康栄養学科
愛知県立熱田高等学校 出身

先輩から聞く学科(専攻)のこと

Q 印象に残っている学びや授業内容は?

2年次の『給食経営管理実習』では、100人分の給食を大学内で販売。13人のグループで献立から調理、案内チラシや看板づくりまで、すべて自分たちでおこないました。献立を考えるにあたり、初めは栄養価のバランスだけを重視していましたが、調理やチケット販売にも携わったことで、同じ調理器具を使用するタイミングが重ならないよう作業効率を考えなければいけないことや、食材費を予算内に収めること、「食べたい」と思ってもらえるような献立の色合いやチラシの制作など、さまざまな視点が必要であることを学びました。また、ゼミでは「世界糖尿病デー」のプロジェクトの一環として企業の社員食堂で提供する献立を考案。提供後は、実際に調理を担当した方から、大量調理の際に卵白を泡立てる工程がとても大変だったと伺い、現場の作業を想定することの必要性を実感しました。


Q 学生時代の経験をどのように活かしますか?

栄養教諭をめざしたのは、小学生の頃、授業で管理栄養士の方のアドバイスを聞いて苦手な食べ物を克服したことがきっかけ。私も将来は人生における食の大切さを子どもたちに伝えたいと思い、食育について学んできました。実習やゼミで献立の考案や調理をおこなう際はグループで取り組む機会が多く、一人では不可能でも互いに協力することで実現できた経験を通して「共に考える」ことの大切さを実感。今後は栄養教諭として、グループワークを取り入れたり、理想のメニューを考えて発表してもらったりと、互いに学び合えるような授業をしていきたいです。子どもたちが自発的に考えることで、より食についての興味が高まると考えています。そして、一方的に教えるのではなく、自身も共に考えることで子どもたちに寄り添えるような栄養教諭をめざします。

* 現・食健康科学部 健康栄養学科

2023年度 進路決定者


江南市役所(管理栄養士)

江﨑 若菜 さん
健康医療科学部 健康栄養学科
愛知県立五条高等学校 出身

先輩から聞く学科(専攻)のこと

Q 管理栄養士をめざした理由を教えてください。

人間が生きるために大切な「食」のスペシャリストとなり、身近な人の健康を支えたいという思いがありました。資格を取得すれば、キャリアを積みながら長く働き続けられることも魅力に感じました。

Q 印象に残っている学びや授業内容は?

3年次に急性期病院でおこなった『臨地実習』です。実際の現場では教科書通りにいかないことも多く、一人ひとりに合わせて栄養指導や栄養管理をおこなうためには、幅広い知識や周囲と連携する力など、さまざまなスキルが必要だと感じました。また、実習期間中に、病院内の託児所で幼児向けに栄養教育をする機会をいただきました。年齢ごとの理解度や興味の対象など、事前に幼児の特徴について調べた上で、歌や手あそびを交えた栄養教育媒体を作成して臨んだ結果、楽しみながら参加してもらうことができました。この経験を通して、対象者をよく理解し、適切な指導をすることで相手の理解も深まるということを学びました。

Q 学生時代の経験をどのように活かしますか?

卒業後は、自治体の管理栄養士として栄養面から人々の健康を支えます。グループワークを通じて育まれた自分の役割を意識しながら物事に取り組む姿勢や、大学4年間で学んだ専門知識・技術を活かすと共に、今後も常に新しい知識を取り入れる向上心を持ち続け、多くの人から信頼される管理栄養士をめざします。

* 現・食健康科学部 健康栄養学科

※掲載の進路決定先会社・機関は、各卒業年度時点での進路決定状況に基づくものです。