教育学科

学ぶ楽しさ、知るよろこび。子どもが感じる「おもしろい!」を引き出せる教員に。

指導力や実践力を養うためには、実践の場での学びが欠かせません。小学校教員と特別支援学校教員の養成のため、また、生涯学習指導者養成のための科目を開講する他、多彩な体験学習を実施。教員としての専門的な知識を身につけ、実践を通して深い洞察力と柔軟な思考を養います。

「違いを共に生きる」人間性豊かな教員の育成【小学校教育:小学校教員免許状の取得を基礎条件として、特別支援学校の免許状も取得できます。本学の特別支援教育への取り組みの歴史は長く、豊富な経験でサポートします。/特別支援教育:LD(学習障がい)などを含めた、多様な障がいへの理解を深め、特別支援を要する子どもを支援する力を養います。/生涯学習支援:乳児から高齢者まで、さまざまな年齢を対象とした「生涯学習活動」を支援できるリーダーを養成します。】

教育学科の特色

小学校教員と特別支援学校
教員の免許状取得が可能

小学校教員と特別支援学校教員の免許状取得をめざします。特別支援学校教員の免許状は、小学校教員免許状を基礎条件として取得。本学の特別支援教育への取り組みの歴史は長く、豊富な経験でサポートします。

1年次から実施される早期体験学習

多彩な実習の場が揃う教育学科。長久手市教育委員会と協定を結び、1年次に長久手市立の小学校で『学校教育体験』を実施します。現場で子どもとふれあうことで、自分に必要な学びを把握。早い段階から現場を体験し、教員になるという意欲を高めます。

学ぶ楽しさを伝える、
確かな指導力を養成

子どもたちの理数離れが進む中、理科や算数を楽しく教えるコツを学びます。どのように見せ、どう感じさせるかといった子どもに響く教え方を通して、「知っている」と「教える」の違いを学びます。さらに、9教科の教育法、児童英語の指導法を修得します。

力が身につく3つのカリキュラム

教育現場で学ぶ学校教育体験

  • 1年前期に、実際に長久手市立の小学校を訪問し、1週間の観察実習を行います。給食や休み時間、掃除などの活動を通して子ども達とふれあいます。教師の仕事と教職の意義に対する理解を深めると共に、教職への意欲を高めます。また、これ以外にもボランティアの機会を数多く設け、多くの学生が早くから子どもとの交流を深めています。

  • 学校教育体験

実習の流れ

実習の流れ 1年次[学校教育体験] 3年次[教育実習(小)][介護実践演習] 4年次[教育実習(特)]

実習レポート学校教育体験を経験して詳しく読む
  • 学校教育体験を経験して

  • 自主性を引き出すアイデアや工夫など
    教育の奥深さや教師のやりがいを実感。

    外山 りかさん

    文学部 教育学科 2年生(愛知県立一宮高等学校出身)

    実習先長久手市立東小学校

    1年次の秋に実施される『学校教育体験』では、子どもたちと学校生活を共に過ごす中で、教師として働く現場を肌で感じることができます。特に先生方の授業を見学する機会では、同じ題材であっても、担当する先生による教え方の多様性を実感。児童の関心を引く手作りの教材や座席配置の工夫、自主性を引き出す声掛けなど、準備とアイデアの大切さを学びました。1週間という短い期間でしたが、教師の仕事を具体的にイメージできたことで意識が向上。今後はCCCなどを活用してボランティア活動にも参加し、子どもたちとふれあう機会を増やしたいと考えています。

    ※コミュニティ・コラボレーションセンター

障がいに対する視野を広げる特別支援教育

  • 特別支援学校や特別支援学級だけでなく、通常学級の中にも特別支援を必要とする児童(発達障がいなど)は在籍しています。そうした児童を指導・支援するためにも、特別支援の学修はなくてはならないものになっています。今後、更なる免許状取得者の需要が見込まれる分野です。

    教育学科では、特別支援教育のうち以下の領域の免許が取得できます。
    ・知的障がい ・肢体不自由 ・病弱

  • 専門性をしっかりと身につけた「特別支援学校教諭一種免許状」【知的障がい者教育領域/肢体不自由者教育領域/病弱者教育領域/LD/ADHD/高機能自閉症/情緒障がい/言語障がい/重複障がい】※特別支援学校教諭一種免許状の取得には小学校教諭一種免許状が必要です。

地域の教育事情に備えるポルトガル語

中部地域には日系ブラジル人の家族が多く在住しています。簡単な日常会話でも、言葉が通じ合えることは、子どもたちに大きな安心感を与え、信頼を築く一歩となります。そうした支援に必要なポルトガル語の基礎を学ぶとともに、外国にルーツのある子ども達の教育に必要な文化的背景への理解を深めます。

子どもとのふれあう カリキュラム・イベント座学に留まらず、教員に必要な様々な力を実践的に養います。 詳しく読む
地域の子どもたちに向けたイベント「学遊フェスティバル」

毎年、大学祭において教育学会の主催で地域の子どもたちを対象とした「学遊フェスティバル」を開催します。2年生が中心となって企画・運営にあたり、「図工」「音楽」「理科」「体育」「特別支援」「遊(あそ)ブース」の6ブースを設置。子どもとのふれあいを通して、教員に必要な実践力と豊かな心を育む機会となっています。

  • 学遊フェスティバル

    音楽

  • 学遊フェスティバル

    特別支援

ミュージカルづくりを通して教員に必要な力を育む『総合表現』

学生が主体となり脚本・演出・出演・舞台美術・衣装制作などに取り組む実践的授業。制作を通じ、表現力やチームワーク、忍耐力など教員に求められる総合的な力を養います。2016年度は、『ヘンゼルとグレーテル』をアレンジしたミュージカル『おかしの家』を、2017年度は『アリったけの勇気』を上演し、地域の子どもたちに鑑賞してもらいました。

  • 総合表現

  • 総合表現

学びを知る 先輩インタビュー多くの先輩が、教育学科から羽ばたいています。 詳しく読む
  • 先輩インタビュー

  • 子どもたちとふれあう中で培った行動力と、楽しみながら学ぶ授業で、好奇心を引き出せる教師に。

    在学生

    長﨑 里菜さん
    文学部 教育学科 4年生
    (愛知県・国立愛知教育大学附属高等学校出身)

    長年の夢だった教師の道を志し、小・中学校の教員免許状取得をめざせる愛知淑徳大学文学部教育学科へ。高校時代に理系クラスだったことや、1年次に受講した佐藤成哉先生の『初等理科』の授業に感銘を受け、理科教育に関するゼミを選択しました。ゼミの授業に加え、児童館や小学校を訪れて子どもたちに理科の面白さを伝えるプログラムや、大学のある長久手市でおこなわれる「ながくてサイエンスフェスティバル」、毎年全国各地で開催される「青少年のための科学の祭典」など、佐藤先生が携わられているさまざまな活動に参加しています。高校時代までは人前で手を挙げて発言したり、自主的に校外活動に参加したりという経験はほとんどありませんでした。しかしこのような活動をきっかけに、児童養護施設の交流イベントなどにも積極的に足を運ぶように。子どもたちの笑顔を見ているうちに、教えることの喜びを実感するようになりました。子どもと接する中で感じるのは、子どもの視点に立ち“もっと知りたい!”と思えるように工夫することの大切さ。特に小学生は、学びのスタートラインに立ったばかりの時期です。教師になるという夢を実現できた時には、大学での経験を活かし、“楽しみながら学べる授業”ができる教師をめざしたいです。

  • 先輩インタビュー

  • 大学時代のさまざまな経験が礎に。子どもたちの心に「楽しかった記憶」を刻みたい。

    卒業生

    中浦 孝さん
    文学部 教育学科 2013年度卒業
    (和歌山県立新宮高等学校出身)
    就職先:愛知県教育委員会(小学校教諭)

    小学生の頃、ノートと鉛筆を使って机上で学ぶ勉強よりも、理科の実験や工作に没頭していました。小学校の教員となり、1年生を担任している現在は、幼い頃に自分の手を使いながら学んだワクワクする気持ちを児童にも伝えたいという思いで、大学の授業やボランティアで学んだ実験を取り入れたり、折り紙を使ったりと、授業を楽しませる工夫をしています。また、教員になって痛感するのは、多種多様なコミュニケーションの重要性です。例えば、体育主任として運動会の運営に携わった際には、大勢の子どもたちを前にして一人ひとりに届くように話をすることはもちろん、準備段階からの教員間の連携、保護者の方との情報共有など、橋渡し役が求められる場面も。関係者とコミュニケーションを図りながら柔軟な対応に努められているのも、近隣の小学校でおこなっていたボランティア活動や、大学祭での地域の子どもたちを対象とした「学遊フェスティバル」の運営など、大学時代の経験があればこそ。幅広い活動を通じて、自分とは考え方や環境の異なる人と出会う機会を多く持てたことが、今の私の支えになっています。普段の授業や行事を通し、関わった児童が一年を振り返った時に「楽しかった」と思える記憶を、ひとつでも多く刻めるような教員であり続けたいと考えています。

学生に寄り添う 先生の声教育学、そして心理学のプロが学修をサポートします。詳しく読む
  • 先生の声:佐藤 成哉教授「教員の役目は教えることではなく、気づかせること。 」

  • 教員の役目は教えることではなく、気づかせること。

    佐藤 成哉教授
    専門:小学校理科・科楽教育研究

    小学校の教科を教えることは、難しいことではありません。ですが、ただ結果や正解を教えることが教育でしょうか。小学生は幼児から思春期へ、心も身体も大きく成長を遂げる時です。その時期に様々な可能性に出会わせること、それも教育だと私は考えます。私の専門は理科ですが、実験を通してまずはなぜ不思議なことが起こるのか興味を持たせ、考えさせます。そして原理を伝える。このステップが大事だと考えています。教科書通りではなく、この先生がいたからこそ得られたことを、指導にアップデートする。そこから考える楽しさ、分かったうれしさを実感させることが教員の役目です。タブレット教材の導入など教育界も利便化が進んでいますが、そうした中でも変わらない「教育」の意義を身につけて欲しいですね。

  • 先生の声:二宮 昭教授「教師との出会いが、子どもの生き方を変えることもある。 」

  • 教師との出会いが、子どもの生き方を変えることもある。

    二宮 昭教授
    専門:特別支援教育・障害児発達心理学

    特別支援教育は特別支援学校/学級だけで行われるものではありません。通常学級の中にも、発達障害など特別支援教育を必要とする児童がいます。特別支援教育とは、簡単に言えば、人との関わり方を高める学びです。そのために、どのような子どもに対しても、何を大切に、どう接するかを考える。それが特別支援教育の学修の基本です。小学校教師は、児童に様々な刺激を与える仕事です。自分をよく理解してくれる先生と出会えたことで、生き方や人生観が変わった。あなたにもそんな覚えはありませんか。どんな児童と接しても、その子の可能性を引き出せる。そんな教師になるためには、広い視野が必要です。そのために、特別支援教育の学修は大きな力になることでしょう。これから教師を目指す学生には、ぜひ学んでほしいですね。

資格・免許

取得できる資格・免許
  • 小学校教諭一種免許状/
  • 特別支援学校教諭一種免許状/
  • 司書/
  • 学芸員
目標とする資格など
  • TOEFL®・TOEIC®のスコアアップ/
  • 中学校教諭一種免許状(国語、英語)/
  • 高等学校教諭一種免許状(国語、英語)

文学部では、教員を志望する学生のさまざまな要望に応えるために、「文学部教員免許状取得プログラム」を開設し、多様な選択肢を用意しています。このプログラムを利用して、一定の条件を充たせば、中高教諭免許状(一種)と小学校教諭免許状(一種)とを併せて取得することも可能です。

就職

教員採用試験合格者実績
  • 小学校 76名(16名)/
  • 特別支援学校(総合支援含む) 12名(7名)
  • 中学校・高等学校 2名(1名)
  • 計90名(24名)
  • ※( )は内既卒者
就職先一覧
  • 愛知県教育委員会/
  • 川崎市教育委員会/
  • 静岡県教育委員会/
  • 東京都教育委員会/
  • 富山県教育委員会/
  • 名古屋市教育委員会/
  • 長野県教育委員会/
  • 浜松市教育委員会/
  • 三重県教育委員会/
  • 愛知県警察本部/
  • 岡崎市役所/
  • 各務原市役所/
  • 江南市役所/
  • 碧南市役所/
  • 松本市役所/
  • 尾張中央農業協同組合/
  • エイチーム/
  • NTTドコモ/
  • 春日井製菓/
  • サンヨーハウジング名古屋/
  • 東海旅客鉄道(JR東海)/
  • 日本航空(JAL)/
  • 富士ゼロックス愛知/
  • ホシザキ東海/
  • 中京銀行/
  • 三菱UFJ銀行/
  • 大垣西濃信用金庫/
  • 碧海信用金庫

研究テーマ

  • 小学校における学校図書館活用教育の研究
  • 小学校理科教材の研究と開発〜生活の中の科学〜
  • 学校教育における合唱指導法
  • なわとび運動の指導における工夫について〜苦手から楽しいへ〜
  • 幼児教育における絵本の重要性
  • アクティブ・ラーニングによるキャリア教育
  • 特別支援学校における遊びの指導の現状と課題