ビジネス学科


4つの基盤を軸にビジネスへの理解を深め
現場で活きる力を身につけます
ビジネス学部ビジネス学科は、「経営学」「商学」「会計学」「経済学」といったビジネスの世界で活躍するために必要な知識を「ビジネスリテラシー」科目として配置し、業種・職種を問わず多様な進路で活躍するための基礎を養成します。また、世界のビジネス事情を学ぶ「グローバルビジネス」やビジネスに活かせる英語スキルを高める「ビジネス英語」科目群からの履修と、グループワーク形式の授業スタイルや、財務分析、証券投資にチャレンジする実践型科目を通じて、知力・行動力の両面において即戦力となりうるビジネスパーソンを育成します。
身につく力
- ビジネスに必要な幅広い専門知識や資格、スキル
- ビジネスの課題解決に必要な論理的思考力や分析力
- 組織で求められる協調性と自らものごとに取り組む主体性
ビジネス学科の特色
さまざまな分野の学びを
自由に組み合わせて学ぶビジネスに関連するさまざまな分野の学びを自由に組み合わせて学ぶカリキュラムを用意。「体系的」に学びやすいよう専門科目を分類し、複数分野をまたぐ横断的・体系的な学修が可能です。
「会計・IT・英語」の
資格取得をサポート「応用力育成プログラム」で、会計・IT・英語の資格取得をサポート。より難易度の高い資格の取得をめざす学生には、一定の条件を満たすことで受験料を補助する「資格試験サポートプログラム」も用意しています。
実践力・行動力を鍛える
多彩なアクティブラーニング科目企業や団体と協働し、全員参加のアクティブラーニング科目が充実。ビジネスの現場を体感するプログラムを実施します。企業分析や実際の課題に取り組み、ビジネスに必要なスキルを磨きます。
特色ある授業
- 「チャレンジプログラムD」
- 「企業分析プロジェクト」
- 「Bilingual Internship Overseas/Domestic」
- 「Bilingual Internship Overseas」(プロジェクト型オンラインインターンシップ)
ビジネス学科の魅力
ビジネスの現場を見据えたカリキュラム編成
経営学・商学・会計学・経済学を横断的・複合的に学び、あらゆるビジネスフィールドで活躍する人材を育成します
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- ビジネス学科では、「経営学・商学・会計学・経済学」といった伝統的な学問の枠組みを活かしつつ、ビジネスの現場で必要な力を実践的な科目から学びます。企業・団体との協働によるアクティブラーニングを積極的に取り入れ、ビジネスの各分野に対応できる人材を育成します。
学びの魅力
下の表にある多様な科目から興味・目標にあわせた「自分仕様」の学修プランが組めます。
「コアとなるモジュール」+「他モジュール」の科目を選択可能です
特定のモジュール16単位以上を含め、モジュール科目全体で40単位以上修得することが要件です。5つのモジュールから科目を組み合わせて「自分仕様」の学修カリキュラムが組めます。ゼミと深く関連するモジュール(科目群)から一定の科目を選択することで、自身の強みをつくることができます。
ビジネスで必要なスキルや能力を身につける独自のプログラム
資格取得や学部独自の試験で、「会計」「IT」「英語」の運用能力、学びの質を保証します。
体験・経験から理解につながる学び
社会連携チャレンジB
サウナを通じたビジネスモデルの企画
サウナを「知らない」が武器になる!
Z世代ならではの視点で、新しいサウナビジネスを企画するプロジェクトを実施しました。企業とタイアップを組み、今のサウナブームを解剖。サウナを「知らない」層にも刺さる「これまでになかったサウナの楽しみ方」を考案しました。百貨店で開催されたサウナイベントでは、来場者にQRコードを通じて投票してもらうことで、リアルな評価を受けました。
若者に向けた商品開発とプロモーションを実施
科目:ゼミナール
「つけてみそかけてみそ」が有名なナカモ株式会社さまと連携し、商品開発やアイデア提案をおこなっています。2024年度は、「若者に味噌を認知・普及させるためのアイデア」として前年に学生が提案した食のイベントに参加し、学生たちが考案した2種類の味噌手羽先を出品。分析力、提案力、コミュニケーション力など、ビジネスの現場で求められる多様なスキルを磨くことができました。
取材を通じて企業を見る視点を養う
科目:ゼミナール
愛知県内に拠点を置く企業を訪問し、経営者や採用担当者にインタビューをおこないます。取材内容は、企業の強みや魅力、求める人材像、仕事で苦労した経験や学生時代の過ごし方など多岐にわたります。取材を通して学んだこと、今後に役立てたいことを報告会で発表することによって、企業を見る視点、仕事や働く意味について視野を広げます。
企業分析チャレンジ
東海地区に本社を置く有力企業とコラボレーションし、IR情報や株価などを3〜5人のチームで分析し、その結果を企業の担当者にプレゼンテーションします。連携する企業によって『企業分析チャレンジA』『企業分析チャレンジB』『企業分析チャレンジC』の3つの授業を用意しています。実際に企業を訪問するなど、企業経営に携わる方々の考えにふれながら分析をおこなうアクティブラーニング形式の授業です。
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社会連携チャレンジC
座学だけではなく、実際に「まち」を訪れ、現場の声を聞く実践的な活動を通してまちづくりを学びます。
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社会連携チャレンジD
テレビ局と連携し、「若者がテレビ番組を視聴するための施策を提案する」を課題とした企画立案をおこないました。
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3年次に約1カ月間、実務型のインターンシップに参加
科目:Bilingual Internship
IT企業や商社、メーカー、ホテル、コンサルティングなど多彩なグローバル企業で実地体験をおこないます。実務が中心となるインターンシップでの心構えをはじめ、英語での書類作成や面接対策など事前研修を実施。期間中は定期的なレポート提出をおこない、研修後は成果報告会で次年度に参加する後輩と経験を分かち合います。将来、ビジネスの世界でグローバルに活躍するための力を養える学修プログラムとなっています。
■2024年度 派遣先(海外)
※ 渡航費用や現地での滞在費、プログラム参加費などが別途必要となります
※ 記載の内容は現在構想中の予定であり、変更される可能性があります
先輩から聞く学科(専攻)のこと在学生・卒業生の先輩が、学びのことを教えてくれます。詳しく読む
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企業を分析し、社会の動向を探ると共に経営者との対話を深める。経営学・商学・会計学・経済学の幅広い学びが今に生きています。
卒業生
中村 脩平さん
ビジネス学部 ビジネス学科 2016年度卒業
(岐阜県立大垣西高等学校 出身)
就職先:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(出向元)現在、グループ先の銀行でM&A(企業の合併・買収)業務に従事しています。この仕事では、買収や合併の目的を明確にする戦略立案をはじめ、企業選定、企業価値評価、各種調査、契約書作成などをおこない、買い手や売り手の経営者との交渉を進めています。この業務は日々の学びが求められますが、専門家と連携するハイレベルな環境で働き、企業や社会に大きな影響を与えられる点に大きなやりがいを感じています。 大学1年生の頃から銀行や証券会社への就職を志し、銀行実務に詳しい先生のゼミに所属しました。ゼミでは就職活動に役立つ資格取得の指導を受け、証券アナリストや中小企業診断士の一次試験で複数科目に合格。これらの資格取得で得た知識と、幅広いビジネス領域を学ぶ学部での経験は、社会人としての基礎を築く上で大いに役立っています。また、企業分析をテーマに研究を進め、経営、金融、会計、マーケット、経済の動向など多岐にわたる知識を修得。この経験は、現在のM&A業務での企業のビジネスモデルや決算書の理解、経営者との対話に大きく貢献しています。 さらに、授業ではグループでのプレゼン資料作成や発表を通じて、業種を問わず必要となるコミュニケーション能力や協働スキルを磨きました。また、社会人大学院(MBA)に進学し、専門知識を深めながら学部時代の学びを基盤に実践的なスキルを向上させました。これにより、キャリア形成に役立つ学びをさらに発展させることができました。 現在は、さらなるグローバル化を見据えた語学力向上にも力を入れています。今後も知識を深め、多くの顧客の課題解決に貢献するために自己研鑽を続けていきます。
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卒業生
滝藤 万由さん
ビジネス学部 ビジネス学科 2024年度卒業
(愛知県立千種高等学校 出身)
就職先:住友電気工業株式会社Q 印象に残っている学びや授業内容は?
興味のあった経済学と経営学に加えて、ビジネスの現場で活かせる英語力を身につけたいと考えていました。3年次の実務型インターンシップでは、オーストラリアの留学エージェントで日本からの学生やワーキングホリデーで訪れる方のサポートをおこないました。現地の学校を紹介するにあたり、英語での電話やメールで学校にアポイントを取り、取材に出向いて情報収集するなど、自ら考えて行動し、進めていかなければならない業務が多くありました。インターンシップ前に、『ビジネス英語』の授業で海外におけるビジネスマナーやビジネスメールについて学んでいたことも役立ちました。このインターンシップで主体的に活動し、ビジネスの場で多くの方と関わる経験を通して、コミュニケーション力や行動力、判断力など、さまざまな力を身につけることができました。
Q 学生時代の経験をどのように活かしますか?
日本の経済を知るためにも、比較対象として海外の経済について学んでおきたいと考え、ゼミではヨーロッパ経済やアメリカ経済を中心に研究。国による文化や価値観の違いをあらためて理解できたと共に、他のメンバーと自分の発表を比較することで一人ひとりの着眼点の違いを実感でき、概念にとらわれず広い視野で物事を捉えられるようになりました。また、資料を作成して発表する機会が多く、プレゼンテーションスキルも磨くことができました。卒業後は、自動車事業を展開する企業の営業事務として働きます。大学時代に身につけた英語でのコミュニケーション力や行動力、国内外の経済を幅広く捉える力やプレゼンテーションスキルを活かし、地元である愛知県の自動車産業に携わることで、世界規模のライフラインを支えられるよう貢献していきたいです。
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多様な視点からアドバイスを受け、自身の思いを伝えることができました。
卒業生
尾関 真歩さん
ビジネス学部 ビジネス学科 2024年度卒業
(愛知県立木曽川高等学校 出身)
就職先:名古屋国税局
授業で国税局勤務の方からお話を伺う機会があり、税務署を管轄する官公庁である国税庁に興味を持ちました。自分より若い世代が暮らしやすい社会の実現に貢献したいという思いを持っていたこともあり、国税専門官を志望。エントリーシートの作成では、自己PRや志望動機といった核となる部分が上手くまとまらず苦戦しましたが、キャリアセンターでアドバイザーの方から自身の長所や思いが最大限に伝わる表現ができるよう助言していただき、自信が持てるエントリーシートに仕上がりました。今後は国税専門官として納税者や法人の担当者に直接お会いして調査や手続きをおこなうため、納得できる納税につなげられるよう真摯な対応を心がけていきます。
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卒業生
久保下 あすかさん
ビジネス学部 ビジネス学科 2023年度卒業
(愛知県立瑞陵高等学校 出身)
就職先:東邦ガス株式会社Q 印象に残っている学びや授業内容は?
『イノベーションプログラム』の授業では、企業や自治体と共に課題解決に取り組む実践的な学びがあり、尾張旭市のいちじくのPR活動についての企画を考えました。市の職員の方から現状や課題を伺ったのち、各グループでマーケティング手法を立案。私のグループは総合公園を利用した美容フェスティバルを企画しました。女性をターゲットにして、多くの美容関連商品が並ぶ中、美容に効果が高い食材としていちじくを紹介する内容にしたところ、美容の観点からいちじくをPRするマーケティング手法は面白いと好評をいただきました。この経験から、ひとつの提案に対しても多角的に考える必要があると学び、日常的にテレビやSNSから身近なトレンドや世界情勢などの情報収集をする習慣が身につきました。
Q 学生時代の経験をどのように活かしますか?
学科ではマーケティングを中心に、経営学、国内外の経済情勢、情報スキル、語学、キャリア形成までを学んだことで、物事を多角的に捉え、考える力を磨きました。またグループワークで仲間と一緒に課題に挑む経験を通して、チームをまとめるマネジメント力も身についたと実感しています。
卒業後は、実践的なプログラムでの経験を活かし、生活に欠かせないエネルギー企業の一員として、お客さまや地域の課題解決に尽力していきたいです。
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第一志望が決まらず迷う日々。適切な指導で目標が定まりました。
卒業生
宮田 梨緒さん
ビジネス学部 ビジネス学科 2024年度卒業
(静岡県立磐田南高等学校 出身)
就職先:ヤマハ発動機株式会社
グローバル企業に勤めたいという思いを持ちいくつかの企業説明会に参加しましたが、就職活動が思うように進まず、キャリアセンターで面談を受けることにしました。不安や焦りの中で視野が狭くなっていた私に、幼いころから憧れていた地元企業を紹介していただいたことをきっかけに企業研究を開始。アジアやヨーロッパにも広く事業展開されていることを知ったり展示会に足を運び実際に製品にふれたりする中で、自分が働く姿を想像できるようになり、この会社で働きたいという気持ちが強くなりました。また面接練習では、自分の強みを褒めていただいたことが自信につながり、就職活動に前向きに取り組めたことで希望の企業に就職することができました。
4年間の学び(2026年度予定)
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PICKUP!科目詳しく読む
グループワーク
大学で学修をおこなうために必要な知識や能力を、少人数のクラスで学びます。チーム活動を通し、議論や情報収集、プレゼンテーションのやり方など、グループワークの基礎を修得します。
私のシゴト学
実際に活躍するビジネスパーソンの体験談を中心とした講義を通じて、「シゴト」とは何か、「働く」とは何かについて理解を深めます。働くことの意義やシゴトのやりがいについて経験から学びます。
中小企業政策・経営
中小企業の経営戦略、中小企業の担う役割、課題、産業政策の変遷について学びます。また、中小企業の方々からの講義を通じて、中小企業への理解を深め、働く意味について視野を広げます。
事業戦略Ⅰ・Ⅱ、企業戦略
企業の収益力や長期の盛衰に関する理論について、実例を交えて学びを深めます。経営戦略に関する重要な理論や分析方法を学び、事業や企業、業界を分析するスキルを身につけます。
コンピュータ会計
簿記の知識を活かし、会計ソフトに仕訳入力をおこないながら色々なツールや仕組みを学びます。会計ソフトの基本操作を学び、効率的かつ正確に仕訳入力ができることを目標に学修します。
グローバルビジネス Ⅰ
「グローバルビジネスとは何か」「グローバル企業の活動」について、ケーススタディを中心に考察。英語を用いて理論的な専門知識を身につけると共に、グローバルビジネスの現状について理解します。
※ 記載の内容は現在構想中の予定であり、変更される可能性があります
資格・免許
取得できる資格・免許
- 高等学校教諭一種免許状(商業)
目標とする資格など
- 公認会計士
- 税理士
- 日商簿記検定
- ビジネス会計検定
- ITパスポート試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- ファイナンシャル・プランナー
- 証券アナリスト
- TOEIC®、TOEFL®のスコアアップ
主な就職実績
- 伊藤園
- 大垣共立銀行
- 岡﨑信用金庫
- 興和
- サンワテクノス
- ジェイテクト
- JVCケンウッド
- 東海東京フィナンシャル・ホールディングス
- 東京海上日動火災保険
- トヨタ自動車
- 豊田自動織機
- 日本電子計算
- PwC Japan有限責任監査法人
- 富士ソフト
- マイナビ
- 三井住友信託銀行
- 三菱UFJ銀行
- 村田製作所
- 名港海運
- ヤマザキマザック
- ヤマハ発動機 他
ゼミナール(2025年度)
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浅井 敬一朗 ゼミ ものづくり企業の経営戦略 新井 亨 ゼミ マーケティング・コミュニケーションの創造 石坂 綾子 ゼミ アメリカ・ヨーロッパ諸国の経済と通貨・金融情勢 大塚 英揮 ゼミ 理論と産学連携で学ぶマーケティングストラテジー 鈴木 崇文 ゼミ グローバル経済における政府の政策と企業行動 西崎 賢治 ゼミ 会計的アプローチからの企業研究 林 誠 ゼミ 新しいビジネスモデルの研究と創造 原田 穂高 ゼミ クチコミを活用したインターネット広告 潘 卉 ゼミ グローバル経営ー国境を越えた企業の戦略と組織 日野 恵美子 ゼミ 経営戦略と経営者 傅 行驄 ゼミ 顧客価値創造の仕組み 藤木 美江 ゼミ マーケティングにおけるデータ活用 前田 篤 ゼミ 会計的手法を駆使したビジネスの探究 眞鍋 和弘 ゼミ 簿記検定と日経STOCKリーグ挑戦 三浦 克人 ゼミ 企業戦略と経営分析 三矢 幹根 ゼミ グローバル企業の統合企業分析 森 洵太 ゼミ 財務諸表分析による企業比較 渡邉 聡 ゼミ グローバルビジネスと持続可能性
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浅井 敬一朗 ゼミ
経営戦略の理論とケースからものづくり企業の経営を学ぶ2年次は入門書を輪読し、経営戦略論の基礎を修得。その後、企業経営者へのインタビューをおこないます。3年次は、高い利益をあげているものづくり企業の事例研究からその共通点を探ります。サブゼミでは、日経新聞の1面記事を中心に2・3年混合チームで時事問題を議論します。
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森 洵太 ゼミ
会計数値を分析し企業の現状と将来を読み解く決算書を読み解く力を身につけ、その証として「ビジネス会計検定試験」を全員受験します。基礎力を養ったところで、実際の上場企業を比較分析する討論会「ビジネス学部インナーゼミナール大会」にチームを結成し参加。企業数値の背後に隠されたビジネスモデルなどについて研究・発表します。
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渡邉 聡 ゼミ
「持続可能性」をキーワードにビジネス・企業経営の在り方を学ぶ企業におけるSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組みやESG投資、ソーシャルビジネスなどの事例を、企業のSDGs報告書などを調査することで学びます。その上で、SDGsなどへの取り組みの背景とその中での新しいビジネスの可能性について研究しています。