人間情報学科 感性工学専攻
感性工学専攻の特色
感性を重視し、人に寄り添ったデザイン的発想やモノづくりについて学び、人にやさしいシステムやソフトウェア、情報サービス・製品、ユニバーサルデザインを取り入れた都市空間などを生み出せる人材を育成します。4年間を通して、感性工学に関する専門知識・技術だけでなく、コミュニケーション力、企画力、調査力、評価力など、実践的なスキルを修得。誰もが使いやすいホームページを制作するWebデザイナー、快適なインフラを支えるアプリケーションエンジニアなど、豊かなデジタルライフを提案・創造する人材として活躍できる力を養います。
社会からのニーズにつながる学びの領域
感性デザイン工学コース
人の感性とユニバーサルデザインの観点より、ユーザの多様性に配慮し、人にやさしく安全で豊かなデジタルライフを提案、創造できる知識やスキルを身につけることで、これからの持続可能な社会に貢献できる力を養います。
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教員紹介(2025年度)
- 親松 和浩 データの可視化・映像化と科学計算
- 國分 三輝 感性のコンピューティング&デザイン
- 髙原 美和 人のこころを反映したデザインの実現
- 森 博子 ストレスのない快適な空間のデザインと提案
- 吉川 遼 人の学びにつながるデザインの実践
学生たちの研究テーマ例
- プログラミングによる色と形のデザイン
- メタバースで交流を促進する地域活性化コンテンツ開発
- ピクトグラムに含まれる情報量と視認性の関係
- 待ち時間を短く感じさせる色彩空間の検討
ゼミナール
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吉川 遼 ゼミ
感性に基づく、学びを支えるデザインの実践身の回りのさまざまな「学び」に焦点を当て、子どもから高齢者、障がいのある方の学びを支えるデザインやアプリを制作しています。顔認識から最適なメイクを提案するアプリやラテアートが練習できるVR教材、漢字カードゲームなど、より良い学びの実現に向けて自らの学ぶ力も養います。
AI・情報システムコース
AI・IoT・ビッグデータ・ロボットなどの技術を活用し、快適な情報環境の提供、効率的な業務推進のためのアプリやシステムを構築する力を身につけ、仮想空間と現実空間が高度に融合した社会の実現に貢献するための知識やスキルを学びます。
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教員紹介(2025年度)
- 池田 光雪 「協働」による諸問題解決法の探究
- 浦尾 彰 AIやICTを活用したシステム開発/学びの科学
- 加藤 央昌 知能化要素技術に関する研究開発および利用方法の検討
- 佐藤 朝美 インフォーマル学習におけるWebアプリの開発
- 三和 義秀 機械学習による予測分析・感情分析
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学生たちの研究テーマ例
- 創造的なDigital Playを促進する参加型デジタル絵本アプリの開発
- ビットコイン価格の予測モデル構築 ー機械学習とテクニカル指標に基づく分類予測モデルー
- 学習科学に基づく学習支援システムの開発
- ツイートの分析に基づくユーザ推薦システムの開発
ゼミナール
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加藤 央昌 ゼミ
モノを賢くする技術と応用方法を考えるモノを賢くする技術では、センサーは「情報を集める」、IoTは「つなぐ」、AIは「分析し答えを導く」役目を担います。研究論文を調査しながらこれらの技術や利用例を学び、興味を持ったテーマを設定します。そのテーマに基づき、得た知識を応用して具体的な課題の解決や新たな応用の方法を検討します。
4年間の学び(2025年度)
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PICKUP!科目詳しく読む
IoT・ロボティクス
ロボットを構成する要素や技術、「IoT」(Internet of Things)の概論について学びます。ロボットとIoTとの連携による可能性について、最新知識の修得をめざします。
ユニバーサルデザイン
ユニバーサルデザインの必要性・原則・指針と、高齢者や障がい者などのさまざまな人の特性、ユニバーサルデザインの現状と課題について学び、ユーザに配慮したデザインの手法を修得します。
AIシステム開発演習1
AIシステムの開発技術や知識を活用して、学生が主体的に課題を設定し、開発手順(要件定義、システム設計、プログラミング、テストなどの一連の工程)をプロジェクト型学習で学びます。
感性プロトタイピング演習
3Dプリンターやレーザー加工機などの専門的な機材を活用して、アイデアの試作をおこないます。実物から得られる感じ方や操作性を基に、感性に配慮したものづくりの方法を学びます。
最先端の施設・設備
情報技術やAI技術、心の理解について学ぶための専門施設・設備を整備しています。
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VR・メタバース機器
人が入れるVR空間Caveやヘッドマウントディスプレイで、VRコンテンツを制作したり、VRで再現した空間で実験ができます。
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デジタルファブリケーションルーム
3Dプリンター、UVプリンター、レーザー加工機などを使用して、デジタル化したアイデアの試作ができます。
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ロボット機器
各種ロボット、センサー、RaspberryPiなどを用いて、制御手法、アプリ開発、音声認識などを学習します。
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シミュレータルーム
ドライビングシミュレータや自転車シミュレータで環境などの違いによる運転行動を実験します。
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撮影機器
全天球カメラ、一眼レフカメラで撮影や表現手法を学習します。撮影画像はVR Caveでの投影も可能です。
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PC・ソフトウェア関連
最新のPCやタブレットを整え、システムやデザインを快適に学修できます。Mayaなどのプロ用のソフトウェアもあります。