メディアプロデュース学科

「言語」「映像」「建築」を基盤に広く、深く学び、メディア社会の新たな担い手を育てます。

言葉を扱う「創造表現専修」、ヴィジュアルを扱う「メディアコミュニケーション専修」、建築物などの空間造形物を扱う「都市環境デザイン専修」。それぞれを一つのメディアとして捉え、3つの分野を幅広く学びます。時代に求められる創作スキルや、深い教養と専門性、実践力を身につけて、メディアで溢れる現代社会で強く活きる人材を育てます。

キャリアデザイン(2013年度)

メディアプロデュース学部 メディアプロデュース学科 専門科目「キャリアプランニング」

授業の概要

 卒業後の進路選択の指標となるべく社会における多種多様な業種の紹介ならびに就業意識の向上を目的として行われる職業人育成のためのガイダンス講座である。

授業計画
  • 第1回 自己理解とキャリアプランニング
  • 第2回 現代世界および現代日本の諸問題とキャリアプランニング
  • 第3回 「働くこと」と社会人として必要な力
  • 第4回 職業理解
  • 第5回 キャリアプランニングのケーススタディー①
  • 第6回 キャリアプランニングのケーススタディー②
  • 第7回 キャリアプランニングのケーススタディー③
  • 第8回 よりよいキャリアプランニングに向けて

授業ピックアップ

メディアプロデュース学部の「キャリアプランニング」科目では各分野で活躍する外部講師をお招きし、講演をおこないました。

職業理解
さまざまな仕事への理解を深め、自分の進路を現実的に考えよう。

 「自分の興味関心や能力を見つめる“自己理解”からだけでなく、業界や企業、職種について研究を深める“仕事理解”“職業理解”から進めていくのも、キャリアプランニングの方法の一つです」と、キャリアセンター助教・松尾哲也先生は学生たちに語りかけ、業界地図などの資料を活用しながらさまざまな業界や職種について解説していきました。松尾先生が特に力強く伝えていたのは、「幅広く情報を集め、“現実”を見つめながら、自分が働きたい業界・業種、企業を見極めよう!」というメッセージ。若手ビジネスパーソンの早期離職率が上昇している現代社会において、在学中の早い段階から「働く上でどのような“価値”を 重視するのか?」「どのようなキャリアビジョンを描くのか?」など自分の職業観、将来の目標を明確にすることが重要になります。この授業を通して業界・企業研究への取り組み方を学んだ学生たちは、積極的に情報を集めて進路について考えを深め、自らの道を主体的に切り拓いていくでしょう。


※2012年7月取材

キャリアプランニングのケーススタディー①
“表現”を仕事にしたい!という初志を貫き、広告業界へ。

 広告制作プロダクションでコピーライターとして働く、2008年度卒業生・日高弘司さんを講師にお迎えし、メディアプロデュース学部 准教授・永井聖剛先生の司会進行のもとで授業がおこなわれました。「“表現”を仕事にしたい!」という思いのもと、大学に入学した日高さん。一見シンプルでありながら、細かいこだわりと技術が凝縮されている「広告」に興味を持って学びを深め、コピーライターを志望したそうです。講演では、永井先生の質問に真摯に答えながら、表現文化専攻の全学生が会員となる「表現文化学会」(現:メディアプロデュース学会)の運営委員としての広報活動など在学中のエピソード、広告代理店やクライアントの思いに応える広告物を制作していくやりがいなどについて語りました。「普段から“なんとなく”ではなく、なぜそう思うのか?と“論理的”に考えるよう心がけています。それはクリエイティブな仕事においてだけでなく、将来について考え、希望の進路を実現していく上でも大切な姿勢だと思います」と日高さん。目標を果たして実社会で活躍する先輩・日高さんの言葉一つひとつが、学生たちにとって、自分の道へと一歩を踏み出す力になったことでしょう。


※2013年5月取材