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大学紹介GUIDANCE

違いを共に生きる

学長式辞

2026年度(令和8年度)入学式 学長式辞

 新入生の皆さん、ご入学、おめでとう。皆さんの愛知淑徳大学への入学を心から歓迎いたします。ご臨席のご家族の皆さまにもお祝いを申しあげます。また、お忙しい中、本日の晴れの式典にご臨席たまわった来賓の皆さまに、篤く御礼申しあげます。

 本学の母胎となる愛知淑徳学園は明治38(1905)年に創立され、昨年、120周年を迎えました。また、大学は昭和50(1975)年に開設され50周年を迎えました。学園、大学は長い歳月と伝統を積み重ねてきました。本日、本学は皆さんを新入生として迎えます。皆さんがこれから積み重ねていく学び、出会い、挑戦のすべてが、本学の新たな伝統の一部となります。

 大学生活は、皆さんにとって自己を深め、視野を広げ、将来への礎を築く大切な時期です。本学は、皆さんが多様な知識を学び、課題に挑戦し、そして成長するための環境を整えています。この場所で、ぜひ自分自身の可能性を見つけ、広げていってください。

 愛知淑徳大学の理念は「違いを共に生きる」です。英語で同じような意味を表す言葉には"Embracing Diversity"という表現があります。「尊重して多様性を受け入れる」というような意味になります。この言葉は、他人が持つ異なる価値観や多様な能力、そして個性を尊重するとともに、時代の移り変わりとともに変化していく人間関係から生じる違いも積極的に受け入れ、大切にするという姿勢を表現しています。あらゆる「違い」を超えて、違う存在を認め、自己啓発していく姿勢です。

 これから始まる大学生活は、将来のキャリアを見据える重要な時期です。自分の強みや弱み、価値観、興味関心などを見つめなおしましょう。そして、さまざまな業界や職種について情報を収集し、自分の適性を探ることが大切です。大学では、同級生、先輩、後輩、先生などこれまで出会ったことのない多くの人との出会いがあります。人と出会い、コミュニケーションすることで自己認識できます。そして、今後の自分を見出すことができるでしょう。

 それには、将来に備えて常に準備していく姿勢が大切です。アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンは次の名言を残しています。

 "I will prepare and some day my chance will come." 「準備しておこう。チャンスはいつか訪れます」  人には必ず自分の目指す機会が訪れます。そのためには継続的に努力を惜しまないことが大切です。

 さらに、今日の生成AIの時代において、大学で学ぶことは、「答えを出す力」より「問いを立てる力」が重要です。英語で "Junk In, Junk Out"という言葉があります。これは「変なデータを入れたら、変な答えしか出ない」という意味です。したがって、AIを取り入れること自体が大事ではなく、どんなデータ、課題、質問を与えるかが最も重要になります。大学では、幅広く学び、自ら問いを立てる努力をしてください。

 みなさんは、大学生活を通じて、これからいろいろな夢を育むでしょう。その夢を実現させるには、何が必要かを考え、行動してください。

 以上の約束をお願いします。大学の四年間はチャレンジでき、自ら気づき、夢を叶える人生の時間でもあります。大いに学び、遊び、励んで、豊かな学生生活を送ることを期待しています。

令和8年4月2日

愛知淑徳大学 学長 五島幸一