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名古屋市教育委員会教育長・下田一幸さん 他

2014年5月15日

名古屋市教育委員会との相互連携協定 調印式を開催 平成26年5月15日(木)、名古屋市教育委員会と愛知淑徳大学との相互連携協定に関する調印式を開催しました。名古屋市教育委員会教育長の下田一幸さん、名古屋市教育委員会教育次長の西淵茂男さん、名古屋市教育委員会生涯学習部長の津坂昌樹さん、名古屋市教育委員会生涯学習課長の百合草和善さん、名古屋市教育委員会社会教育係長の谷藤洋久さんをお迎えし、愛知淑徳大学からは島田修三学長、石田好江副学長、教職・司書・学芸員教育センター長の小倉斉先生、文学部教育学科兼大学院教育学研究科教授の中野靖彦先生、粟野泰次事務局長が参加しました。調印式は厳粛にとりおこなわれ、下田一幸教育長と島田修三学長の間で調印が交わされました。

「実践力のある教員」を、教育現場へ送り出したい

「実践力のある教員」を、教育現場へ送り出したい 全学を挙げて教員養成に力を注いでいる本学は、毎年多くの卒業生を教育現場に輩出しています。目標に掲げているのは「実践力のある教員」を育てること。学校現場での体験学修を授業やゼミで積極的におこなうことはもちろん、学生が自ら実践力や指導力などを伸ばせるよう、学外での多様な活動への参加も促しています。そのひとつが、名古屋市教育委員会が開催している「なごや教師養成塾」です。「なごやの教師として即戦力となる人材を育成する」という目的のもと、授業力研修や模擬授業、ふれあい体験研修などが実施され、教職志望の学生にとって貴重な学びの場となっています。毎年、本学からも多くの学生が入塾し、教育現場の「今」を肌で感じながら、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨しています。
調印式では、こうした現状をふまえ、中野靖彦教授が相互連携協定の締結に至った経緯を説明しました。「数多くの学生が『なごや教師養成塾』に意欲的に参加するだけでなく、名古屋市公立学校教員採用選考試験にも挑んでいます。"地域と協働する大学づくり"を進めている本学としましても、今まで以上に名古屋市教育委員会との連携を強め、教員養成の新たな取り組みを推進したいと考えています」と話しました。

子どもたちの可能性を広げる教育をめざして

子どもたちの可能性を広げる教育をめざして 下田一幸教育長はあいさつの中で「教育現場の諸問題を解決し、学校教育をさらに発展させるために、大学の新たな知見を参考にしたいと考えています。愛知淑徳大学との連携が、教育の質の向上につながることを願っています」と本学との互恵的体制を整えることへの期待を語ってくださいました。その学校教育への熱意に賛同するように、島田修三学長も「教員を志す者として、学生には子どもたちや保護者の皆さまとの関わりを通し、よりよい教育につながる"気づき"を得てほしいと熱望しています。そのためには、地域に出て学ぶことが必要不可欠です。名古屋市教育委員会と連携し、新しい"気づきの場"が創出できることは、非常にありがたいことだと感じています」と深い感謝の意を表しました。
今回の連携協定の締結をきっかけに、名古屋市教育委員会と愛知淑徳大学の教育体制が相互に発展し、子どもたちの可能性を大きく広げる教育が実践されていくことでしょう。