医療貢献学科 臨床検査学専攻
2024年4月開設
臨床検査学専攻がめざしているのは、これからの医療における臨床検査技師の多様な活躍を見据えた教育です。チーム医療の一員として働くことのできる臨床検査能力と多職種連携能力を備え、健康長寿社会に向けた高度先進医療や地域医療のニーズに応える臨床検査技師を養成します。
科学・医学の知識と技術を修得し、
医療人として社会に貢献できる臨床検査技師を育成します。
-
科学の発展とともに、医学も進歩しており、ゲノム解析などで病気の解明・創薬開発も格段に進んでいます。また、病名の診断には、臨床検査はなくてはならないものであり、日々最新の測定法が開発されています。臨床検査学専攻では、科学と基礎医学、さらに発展させるための臨床病態学、病気予防のための先制医療検査学などを学びます。さらに、実習では正確に測定するための技術トレーニングもおこないます。病院では、さまざまな医療専門職がその専門知識をもちよりチーム医療を形成し、患者様のためのより安全な医療が提供されており、チーム医療概論(多職種連携)ではその重要性を学びます。チーム医療では、連携するためのコミュニケーション能力が重要であり、実習および演習などのグループ活動を通してその能力を培うと同時に他者を尊重する心なども育てる必要があります。現在、臨床検査技師の活躍の場は、病院、検査センター、研究施設が主でありますが、地域に貢献するための地域医療検査学では在宅医療も学びます。臨床検査学専攻では、これらの能力を兼ね備えた社会、医療に貢献できる臨床検査技師の育成をめざします。
秋山 秀彦 教授
臨床検査技師 博士(医学)
専門分野は血液学
科学の発展とともに、医学も進歩しており、ゲノム解析などで病気の解明・創薬開発も格段に進んでいます。また、病名の診断には、臨床検査はなくてはならないものであり、日々最新の測定法が開発されています。臨床検査学専攻では、科学と基礎医学、さらに発展させるための臨床病態学、病気予防のための先制医療検査学などを学びます。さらに、実習では正確に測定するための技術トレーニングもおこないます。病院では、さまざまな医療専門職がその専門知識をもちよりチーム医療を形成し、患者様のためのより安全な医療が提供されており、チーム医療概論(多職種連携)ではその重要性を学びます。チーム医療では、連携するためのコミュニケーション能力が重要であり、実習および演習などのグループ活動を通してその能力を培うと同時に他者を尊重する心なども育てる必要があります。現在、臨床検査技師の活躍の場は、病院、検査センター、研究施設が主でありますが、地域に貢献するための地域医療検査学では在宅医療も学びます。臨床検査学専攻では、これらの能力を兼ね備えた社会、医療に貢献できる臨床検査技師の育成をめざします。
-
秋山 秀彦 教授
臨床検査技師 博士(医学)
専門分野は血液学
臨床検査学専攻の特色
多職種連携能力を
養成健康医療科学部の他専攻学生と小グループでおこなう科目の学修を通して、チーム医療に不可欠な多職種連携能力や医療人としての倫理観を養います。
先制医療と地域医療に
ついて学ぶ組織や臓器の再生、遺伝情報の活用といった先制医療に用いられる検査技術を学び、ニーズが高まる在宅医療・予防医療・個別化医療に活かす力を身につけます。
リサーチマインド
(探究心)を育む学修した臨床検査知識と習得した技術を活かし、医療分野で活躍できる探究心をもった臨床検査技師となるため、『臨床検査学研究』『卒業論文』などの科目を通して探究心を養成します。
地域連携のニーズに応える
臨床検査技師の役割を多角的に考察
個人の状態に合わせて病気の予防をめざす「先制医療」の考えでは、簡便で高度な日常型の健康管理が不可欠です。そのため、『先制医療検査学』の授業では、発症予防のシステムを構築するために臨床検査が必要であることを理解し、先制医療に活用できる最先端の検査技術の開発や研究について学びます。また、『地域医療検査学』の授業で地域における保健・医療・福祉の現状を把握し、自治体での多職種連携協働について理解を深め、多職種連携に参画する臨床検査技師としての在り方を考察しながら、地域のチーム医療連携に必要な視点と技術を身につけます。
体験・経験から理解につながる学び
実習
13号棟に臨床検査学専攻専用フロアを整備
-
2022年8月に新設した13号棟3階に、本専攻の専用フロアを整備しました。検査技術を実践的に修得できるよう、医療の現場と同等の検査機器・設備を充実させています。
専用フロアには、生化学・血液学などの検査で使用する実習教室、培養細胞を解析するための細胞機能解析室、医療データ解析のための教室があります。また、少人数でグループワークができる演習室も設けています。 -
機器・設備紹介詳しく読む
-
マイクロマニピュレーター
不妊治療の顕微授精で用いられる装置
-
Cell Sorter
サンプル中の細胞を1つずつ分析し、各細胞を分取する装置
-
超音波診断装置
超音波を利用して心臓や腹部などの内部を画像に映し出す装置
-
全自動生化学測定システム
血液などの検体から脂質などの生化学的検査項目を測定する装置
-
倒立型蛍光位相差顕微鏡
細胞にダメージを与えにくく、生細胞の経時的観察も可能な顕微鏡
-
リアルタイムPCR
目的DNAの増幅過程をリアルタイムに確認でき、定量もできる装置
4年間の学び(2024年度)
|
|
---|---|
|
|
PICKUP!科目詳しく読む
チーム医療概論
各専攻の学生で医療チームを構成し、各疾患の予防法、診断法、治療法などを話し合い、職種間の相互理解や連携、協働できる能力や患者さんを総合的に診る能力を身につけます。
生殖補助医療学演習
生殖医療においても臨床検査技師の需要は高まっています。不妊症の原因、不妊症の検査やその治療法について学び、模擬卵や動物配偶子を用いた顕微鏡操作などを体験し、基礎的な知識や技術の修得をめざします。
地域医療検査学
臨床検査技師の活躍の場は、検査室から地域へと拡大しています。こうした現状をふまえ、この授業では、在宅での臨床検査とデータ管理、地域医療における臨床検査学の役割や可能性を理解します。
先制医療検査学
先制医療とは、病気発症予防のための疾患発症前処置などをおこなう医療です。各個人に対応した健康管理のための免疫、遺伝子、疾患病態などの個別化医療などを学修します。
教員紹介
資格・免許
取得できる資格・免許
臨床検査技師(国家試験受験資格)
活躍が期待される卒業後の進路
総合病院・大学病院・クリニックにおけるチーム医療の一員として働く臨床検査技師
臨床検査センター・健診センターなどで予防医療に貢献する臨床検査技師
大学・研究機関、治験企業・製薬企業・医療機器メーカーなどの研究者・開発者・コーディネーター
大学院進学など