学長室

愛知淑徳大学 学長 五島幸一学長就任にあたり

 2025年4月から学長に就任いたしました。大学と社会との共有な価値を創造し(CSV: Creating Shared Value)、グローバルな視点を持って、愛知淑徳大学の発展に尽くしたいと考えております。
 本学は2025年に創立50周年を迎えました。母体である愛知淑徳学園は愛知県で最も長い伝統をもつ私立校として地域の厚い信頼を積み上げてきました。この伝統と信頼を背景にして、先進的な教育的試みと実践をいちはやく果たし、12学部14学科16専攻、大学院6研究科を擁する総合大学としての発展を遂げました。この発展を支えたものは、学園の教育方針「十年先、二十年先に役立つ人材の育成」、そして本学の「違いを共に生きる」という教育理念にあります。時代を見通した新しい学部の増設、新しい教育体制の実施を貫いてきた背景には、学園教育方針の確固たる支えがあります。
 常に先を見据え、「伝統は立ち止まらない」をスローガンに、積極的に社会や学生のニーズに応えるために新しい教育を提供し、人材育成に努めています。2025年度から新たに「建築学部」と「教育学部」を設置しました。
 ビジネス学部、交流文化学部、福祉貢献学部などの学部は、インターンシップやサービスラーニングを通じて、地域社会と連携しています。また、本学CCC(コミュニティ・コラボレーション・センター)の活動を通じて、学生たちはさまざまな地域のコミュニティ活動に参加して、地域の方々と一緒になり、地域の活性化に貢献をしています。そこでは、愛知淑徳大学の強みを用いて地域社会と共に、社会的課題の解決を目指しています。
 一方、世界に目を向けると、海外との交流も盛んです。学生は海外の提携大学への留学をはじめ、学部の短期留学制度にも積極的に参加しています。また、学部専門科目を英語でおこなっているグローバル・コミュニケーション学部へは海外の大学から学生がやってきています。学内にはグローバルラウンジを設置してあり、海外の学生との交流を楽しんでいる本学生の姿があります。これこそ、「地域に根ざし、世界に開く」本学の姿勢を表現しています。
 学生の皆さんが、学内、学外で積極的に行動し、有意義な学生生活を送ってくれることを期待しています。新学長の私も大学での学びとは何かを模索し、学生が満足できる大学の環境を作り上げていきたいと考えています。

愛知淑徳大学 学長 五島幸一

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