本専攻のカリキュラムの魅力は、理論と制作の両方を学べること。授業では動画や画像の編集、プログラミング、企画立案など、メディア分野に必要な基礎知識やスキルを身につけることができました。在学中に力を注いだのは、学びを実践に活かしたイベントの企画・運営です。3年次には自ら考案したメディア作品展を学外のギャラリーで開催。メンバー集めや会場の手配、スケジュール管理や予算調整までイベントづくりを実践的に経験し、さまざまな人と協働することにやりがいを感じました。また、メンバーそれぞれが自分の強みを発揮できるよう役割を考慮したことで作業をスムーズに進めることができ、イベント参加者の満足度を高める展示会が実現し、適材適所を見極める大切さに気づきました。ゼミではメディア心理学について学修・研究。「クラフトビールのパッケージが与える影響」をテーマに、若者の購買意欲を刺激する色や模様、書体などを細かく調査・分析し、その結果をもとにメディア心理学に基づいたデザイン制作に取り組みました。就職先は、多様な人と関わることができる仕事がしたいと思い人材派遣会社を志望。誰もが自分の強みを発揮できるよう、コミュニケーションを大切にしながら積極的にサポートし、私自身も成長し続けたいと思います。

映像やグラフィックデザインなど、主に視覚に訴える創造表現について学びたいと思い本専攻に入学しました。多種多様な映画の表現について話し合う授業では、自分と異なる視点や考え方を知り、物事を多角的に考察する面白さを学びました。計画、制作、批評の流れで学ぶことも多く、作品を自ら企画・制作し、コンセプトや自分の考えを言葉にして伝えることで、コミュニケーション力も養われました。また、映像やデザインの制作に必要なソフトウェアを扱うスキルも実践的な学びを積み重ね修得しました。在学中に身につけた力は、他部署と連携して業務をおこなう場面が多い現在の仕事に活きていると実感しています。市内に、保育園や児童館、児童発達支援センターなどの施設が入る複合施設がオープンした際には、市民の方への告知イベント企画やホームページ用の広報映像の制作も率先して担当しました。これまで培ってきた学びと経験は、これから他の部署で働くことになっても発揮できると感じています。今後も、可能性を信じ何にでもチャレンジして、より良いまちづくりのために貢献していきます。

Q1 この学科（専攻）を志望した理由

高校3年生の文化祭で映像制作を経験し、編集加工の面白さに興味を持ちました。デザインを学ぶ学校を志望していましたが進路を変更。デザインに加えて映像制作や企画立案まで幅広く学べる愛知淑徳大学に進学を決めました。

Q2 印象的だった授業は？

『映像制作実習』と『スタジオ番組』です。チームで情報番組の企画から収録までをおこなう中で、キャスターやカメラ、ディレクター以外にもさまざまな役割があると学びました。そのひとつとして得意のデザインを活かして番組制作に携われる番組テロップデザインを知りました。テロップの出し方ひとつで番組の印象も変わると知り、奥深さにひかれて授業外でも自主的に制作の機会を設け技術を磨くようになりました。

Q3 この学科（専攻）で学んで良かったことは？

周りの意見を聞いて考える姿勢が身につきました。より良い番組をつくるには、他者の声を聞き、たくさんのアイデアや広い視野を持つ必要があると学びました。ゼミの先生の紹介で参加した東海テレビと協同の動画制作では、プロデューサーの方から「視る側の視点を番組に取り入れる」という現場の制作姿勢を教わりました。貴重な経験を通じ、視聴者の役に立つ番組づくりを考えられるようになりました。